第3話 『男子、恋にタメ息』
優が警察に捕まったという連絡が入り、
千里は警察に向かう。
すると、誤認逮捕で優は釈放。
近くで50万円が盗まれる事件があり、
職務質問を受けた優が偶々50万円を持っていたせいだった。
何の為に持っていたのか優が説明しなかったため、
こんなことになったらしい。
優は50万でカウンセリングを受け、
女性恐怖症を治そうとしていた。
「優! お前の女性恐怖症治してやるよ。
この奇跡を呼ぶ男がな!!」
そして女性恐怖症克服大作戦が始まる。
マネキン、メイド服姿の智、セーラーの千里、
最後はチャイナの井上さん。
そこへFAXが来て、智の家庭訪問のお知らせだった。
チャイムが鳴り、もう先生が訪ねて来る。
吉田先生の顔を見て逃げる優。
メイド服の智を見ても吉田先生はノーリアクション。
「母です。こんな格好ですが。あとそれからこの子は男です。」
「担任だぞ。知ってんに決まってんだろ。」
猛は先生を気に入っちゃいました。
しかし、この先生は優を女性恐怖症にした張本人だった。
小学生の時、中学生だった彼女に告白してOKをもらったけど、
それは優をからかっただけで、
「なんかあいつ、キモイじゃん。」
と友達に言ってるのを聞き、
それ以来女の人を見ると「あいつキモイ」という声が
聞こえて来るんだとか・・・
猛はその話を聞いて、「少年の純情踏み躙って・・・」と涙。
子供の母・咲に慰謝料を渡す翔。
「翔には子育ては無理だよ。」
「俺もそう思う。
じゃあ引き取ってくれる?」
「そうさせてくれないから
こんな無駄なやり取りやってんでしょ。」
智に「もう1回マジシャン目指したら?」と軽く言う千里に、
「うっせんだよ!!
あんたの無神経さには マジ腹立つわ!」
と行ってしまう。
千里は、昔、智は天才マジシャン・神林智という名で
活躍していたと教えられる。
しかし両親が多額の脱税をしたため、
智も世間から責められ、マジシャンを止めたらしい・・・
千里は自分の言ったことを後悔する。
女性恐怖症に悩む優は、リビングで藁人形を作っていた。
「なんでこんな思いをしなくちゃいけないんだよ。
なんでなんでなんで!! なんで僕だけ?」
何故後継者に選ばれたのか時田に聞く優。
「苦難を味わった人間こそ逆境を乗り越えられる。
それは強い意志となって目に宿る。
社長の持論です。」
千里も響子にみんなが後継者になった理由を聞いていた。
「ここにいる全員がみんな辛い境遇で育った人間なんです。
もしかしたらあなたにも同じ思いを抱いたのかも知れません。
新造氏には優れた人間を見抜く力がありました。」
時田に言われたことを信じられない優。
「社長は以前あなたのことをよくこう言っていましたよ。
“もっと自分に自信を持てばいいのに”って。」
新造が発明したハイパワーボイスを見つけた千里。
でも1日1回しか使えないらしい。
「そんなあなたが大好きです。」と吹き込み優に渡す。
それを相手に向けるだけで相手の心が聞けちゃうと嘘を。
しかしほっといてくれと優。
廊下では智が立ち聞き。
「優は優のままでいいんじゃないかな?」
「適当なこと言うなよ!」
「きっとどれも間違ってないと思うんだよね。
辛い過去に思い悩むのも、
新しい自分を見つけようともがくのも。
だからさ、もっと好きになってあげてもいいんじゃない?
今の自分。
過去は塗りかえられないけど未来はまだ真っ白なんだし、
自分次第でどうにでもなるんじゃないかな。
もっと自分に自信持ちなよ。
俺、イケてる!って。」
廊下にいる智を見かけ、
「あんたもね。」とポンと叩いて行く千里。
またやって来た吉田先生。
そこに出て来た智が。
「一言だけ言いに来た。
いつか行くから。学校。
まだ外出れねえし、すぐには無理だけど、
ちゃんと行きますから。」
本当の智の担任が訪ねて来る。
落し物の本を受け取りに警察に行った明が、
何かに目を止める。
家に宝探しに来ていた翔は吉田先生とバッタリ会う。
明は警察のポスターに貼ってあった空き巣が、
智の先生だと気づき千里に電話。
追いかける兄弟の隙をついて逃げる吉田。
「あたしたちのこと騙してたんだ!」
「騙される方が悪いのよ。」
「智がどんな思いで学校に行くって言ったか分かる?」
「知らね~よ。引き篭もりの気持ちなんて。」
「あたしはあんたを許さない!!」
それを2階の窓から見ていた智は、
窓ガラスを突き破り飛び降りて来た。
でも足が痛くて倒れる。
優は「自身を持て。」と言い、空き巣に向かうも、
「やっぱ無理。」と。
翔が力づくで捕まえる。
千里が「翔、そのまま!! 智もそのまま!!」と。
智を踏み台にして吉田に飛び蹴り。
また飛んだ千里を、優がお姫様だっこで受け止めた。
「また奇跡を呼んでしまった。」と猛。
井上さんに手錠をはめられ捕まる吉田。
吉田が持っていた宝箱には、
プレゼントとバースデーカードが。
“お誕生日おめでとう 5月1日”
翔の息子・力の誕生日だった。
「新造さん、ずっと気にかけてたんじゃないかな?
力くんのこと。」
「ふざけんな、今頃!」
帰って行く翔。
そんな翔の元に、力がいなくなったと連絡が。
食堂にはまたひとつ手形が!!
智の手形だった。
千里を好きになったのかと、
猛にからかわれ智は慌てる。
優はハイパワーボイスを千里に向ける。
「そんなあなたが大好きです。」
千里を意識する優。
そこへ千里に時田から電話が入る。
「大変申し訳ないのですが、
今すぐ1億円返してもらわねばならなくなりました。」
「え?」
智と優は千里を意識し始めちゃった?
優の手形はまだだけど。
しかしなんだかよく分かんないドラマだね。
タイトルも微妙に合ってない気がするし・・・
千里はすぐに1億返せないでしょ。
どうすんだ?
井上さん、毎回楽しませてくれるよね。
ちょっと楽しみです(笑)
智のメイド姿は可愛かった~。
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