goo blog サービス終了のお知らせ 

函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

豊洲問題の謎に迫る

2016年09月20日 17時41分45秒 | えいこう語る

 

豊洲移転問題の、大きな謎が解けそうだ。地下を盛土にする設計を、空間にしてしまったのは、どうやら石原元知事のようだ。設計変更の書類に、知事の公印が押されているのが発見されたからだ。週に1度か2度しか登庁しない知事の印鑑を、勝手に使用した者がいたとなれば、さらに謎は深まるだろうが、そんな度胸のある役人はいないだろう。高名な作家である石原氏なら「俺は押した記憶はない」と、誰かが知事室に忍び込んで、公印を使用したに違いないとシナリオを書きかえるのも容易だろうが、もはや絶体絶命というところだろう。

石原さんは「俺は建築の専門家でもないから、設計など知らない」と言っていたが、それもまんざら嘘ではないだろう。書類の改竄は、地下空間に反対した比留間市場長を移動させ、後任の岡田市場長との交代時に行われたに違いない。岡田さんはテレビの取材に「今の時点ではなにも言えません」と発言している。なにか重要なことを知っているから、今は発言できないということだろう。この交代劇のトリックは、小説家石原さんのいとも簡単な筋書きだろう。

知事は早速、新任の岡田市場長を知事室に呼び立てる。「盛土だったが、コンクリートの箱を埋め込むことで、工事費が安く工期も早く済む。議会には了解を得ているので、文章を直して欲しい」と言ったに違いない。新任の岡田市場長「はい」としか言いようがなかったに違いない。岡田さんだって都の幹部だ。すべてを飲み込むには時間がかからなかったに違いない。自分の部所の主だった幹部を呼び出し、知事からの命令について検討する。

「比留間さんは、知事の命令に従わなかったので更迭された。知事は単独で行動しているのではない。後ろに自民党都連の内田幹事長がいる」と部下が言う。永年の幹部は、誰もが知っている都庁の常識だ。岡田市場長は、しばらく沈黙していたが、知事のいうとおりに文章を直して、知事室に届けることを指示した。私が、勝手に推測するのはこの程度だ。

その後石原さんは、人気がある内に(いや悪事がばれないうちに)知事辞職のシナリオを考えた。同じ作家仲間で、石原さんが影でチビ太?と呼んでいる有頂天男の副知事、猪瀬さんの登場だ。こんな時もあるだろうと想定して、飼い慣らしていた男だ。次期猪瀬さんの知事時代に、自分が手がけたオリンピックが東京に決定されるだろう。そこで、都民はオリンピック一色になり、後ろを振り返えることなく、自分の存在も忘れてしまうだろうと計算した。だが、いつこの改竄事件が発覚するかも知れない。その時の処置をどうするかだ。そこでチビ太に石原さんはこう囁く。

「君、選挙には、絶対ということはない。いざという時のため、資金は用意しておかなければならない。僕が紹介するから、徳洲会のトップに会いなさい。彼なら物分かりがいい。資金は、情勢をみて使わなければそれにこしたことはない」と。・・・選挙に初心なチビ太は、言われるがままに行動する。結果は、みなさんが知っての通りだ。汗を垂らしながら、議会でカバンにお金を詰める、何とも恥さらしな知事がいた。さて次の候補を誰にするか。こんな時選挙候補の決定権を持つボスは、自民党都連幹事長の内田さんだ。顔が売れて脇が甘い、舛添さんに白羽の矢が立てられた。次期オリンピックに自分が東京都知事、そう思うとためらうことなく引き受けたのだ。

舛添さんの金銭感覚は、有名だったらしい。そこで内田幹事長は都の幹部職員を呼び、舛添知事囲い込み作戦を支持する。石原都政同様の経費の使い方で、新知事の動きをコントロールする、いつものやり方だ。だが、その予想を遥かに凌ぐ舛添さんの金銭感覚に、都の幹部も呆れたに違いない。江戸時代の悪代官のような私利私欲をむき出しにした、こんなこともというような行為が続く。これには、さすがの黒幕の内田さんも呆れたに違いない。俺より上手がいたと。問題が発覚すると、挨拶もなく、都庁を去ってしまった。ここで税金の使い道が一気に問題となり、石原氏が書いたシナリオが崩れてきて、まさかの石原さんの登場となった。

急に脚光を浴びた石原さん、冷静さを欠いたようだというより、高齢が故に自慢の慎太郎節も冴えがなかった。「俺は建築には素人だ。下から上がってきたから取り次いただけだ」と、部下の責任にしようとしたのだ。これからの石原さんの行動はどう推測されるだろうか。高齢と、さらに心的テキストレスによる睡眠障害で、長期入院ということだろうか。だが、入院中精力的に小説を書き続けるに違いない。タイトルは「太陽の季節を走り続けた男・我が人生に悔いは無し。日本男児、石原慎太郎」という長いものだ。

私の勝手な推測に拍車をかけ、一日を楽しませてくれる石原さんだ。