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函館市とどほっけ村

法華宗の日持上人にまつわる伝説のムラ・椴法華。
目の前の太平洋からのメッセージです。

再度、大型台風上陸

2016年09月13日 11時07分05秒 | えいこう語る

 

連続して北海道を襲った台風は、道内各地に甚大な被害をもたらした。道は国に激甚災害の指定を要望しているが、14日にはアベ総理が現地を視察するため来道するという。激甚災害の適用は道路などの公共事業施設や、農地や農業施設への被害には適用されるが、農作物そのものの被害には適用されないという。JRの施設は住民にとって最も重要だが、民間なので対象外だという。全体の被害額は1000億円を超えると報道されているが、激甚災害の補助の対象になるものは、被害総額の何割減ということになるのだろう。

東京都の豊洲市場の土壌改良だけで、850億円だというが、僅かな埋立地と広大な大地北海道。東京と北海道では、同じ日本のはずだが、貨幣価値は常識の範囲ではないような気がする。大臣が視察しているのに、わざわざ総理の登場だ。この視察に隠されている真の目的はなんだろうか。北海道に山積している問題を、災害視察という名目で、総理が直接処理を早めるための来道ではないかと、いらぬ憶測をしてしまう。

総理に従う一行には、もちろんはるみ知事だ。自民党道連会長になったばかりの衆議院議員吉川貴盛さん。もちろん鈴木ムネオ親子も同行するだろう。その他北海道自民党の主な顔ぶれだ。私がムネオさんなら、ちょっとアベさんにお願いし、北方領土が見える地域に案内するだろう。12月に来日するプーチン大統領を迎えるため、北方領土返還を国民にアピールするためだ。

さらに総理は、泊原発再稼働や核のゴミ処分上の北海道誘致を、はるみ知事に強力に要望するかもしれない、などと勘ぐってしまう私だ。もちろん世界からの観光客誘致のため、総理は北海道空港の民営化についても触れるだろう。また、米軍実践訓練場の常設化や、オスプレイの受け入れなどもだ。邪推すればきりがないが、アベ総理の今回の災害視察という名目の、突然の来道だ。

相続く台風から開放され、ホッとした感じの北海道だが、北朝鮮のミサイル発射や核実験も凌ぐほどのアベ総理。再び大型台風の上陸という感じがしてくる。最近どちらかといえばアベ総理に批判的な北海道新聞だが、今回の来道をどう報道するかが楽しみである。