Lee's Diary

ドラマが好き。
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妖怪人間ベム 最終回  *感想*

2011-12-25 | 秋ドラマ(2011)感想
* 妖怪人間ベム 「さよならベム・ベラベロ・・・人間になれるのか!?最後の大決闘!!」 *  番組HP

とても このドラマらしさが感じられる最終回。
名前のない男(柄本明)を自分達の中に受け入れるべきか否か・・
ベム(亀梨和也)ベラ(杏)ベロ(鈴木福)が それぞれの想いを見せる冒頭からも 前回の話の流れからも 
最終回は きっと重たくて暗くて哀しいストーリーとなるのだと思いきや
リスザル永太郎の失踪エピソードでもって ふわりと物語の雰囲気を変えてきたことに驚いて
最後の最後まで 私の好きな雰囲気を残して見せてくれることに嬉しくなってしまう。
「俺達は、心からなりたいのだろうか?人間に・・。」 という疑問を持ったベムたちが
“胸の中の気持ち”を知る方法を教えてもらいに緒方(あがた森魚)の元へやってくるというのが 
まず このドラマらしくっていい。 
分からないことを人に尋ねるという行動に 彼らが少しずつ築き上げていった人間との関係が窺えて
“胸の中の気持ち”と大切に向き合う姿に 彼らが今まで積み重ねてきた経験を生かしていることが窺えて微笑ましい。
そして あれこれと悩む小春(石橋杏奈)や日出美(広田レオナ)や
父と母のことを気遣い 両親の気持ちを少しでも楽にさせようとする優以(杉咲花)の様子を見て
また少し人間のコトを理解していくベムたちのエピソードを 最終回でも見られたことが嬉しい。

夏目家での写真撮影の際に緊張しまくるベムベラベロだとか
知ったかぶりをベロから指摘され 小さく動揺しまくるベムの表情だとか
大切なコンサートのチケットをお腹のアタリでしっかり持って 神妙な面持ちで待ち合わせをする様子だとか
(あのチケットの持ち方と あの表情・・・愛おしさを感じるわぁ♪)
最終回でも 思わず笑みがこぼれてしまうようなユーモラスなシーンを見せてくれたことも嬉しい。

最終回の一番の見せ場であろう立てこもり事件のシーンは
これら ゆるやかに描かれる人間たちとベムらの交流を見た後だけに
ベムたちの想いが より切なく 真っ直ぐに伝わってきたように思う。
特にアップで映し出されるベムの表情は強く心に残った。
「助けを必要とする人間を見過ごすことはできません。
そんなことをしたら、俺達は・・・ただの妖怪になってしまう。」
この言葉自体にも 痛々しいまでのベムの想いが伝わってくるのだけれど
そこに あのベムの表情が加わることで その哀しくて切ない想いは 
さらに強く見るものの心に伝わってきたように思う。

名前のない男を単なる敵・憎むべき悪とはしなかったところも好感が持てる。
彼もまた 人間になりたいと切に願い 気の遠くなるほどの空虚な年月を過ごしてきたのだということが
ベムベラベロの想いと共に しっかりと伝わってくる物語だった。 

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コメント (8)
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