元・副会長のCinema Days

映画の感想文を中心に、好き勝手なことを語っていきます。

「オールド・ルーキー」

2012-07-06 06:11:01 | 映画の感想(あ行)
 (原題:The Rookie)2002年作品。高校野球チームの監督をしながらも、メジャーリーガーへの夢を抱き続けてきた主人公。ある日、プロになるチャンスを得たものの決断できずにいた彼は、生徒や家族に後押しされ、すべてを捨てて夢への挑戦を決意する。35歳でメジャーリーグ・デビューを果たした男の実話を、シナリオライター出身のジョン・リー・ハンコックがメガホンを取って映画化。



 実話の映画化だからバリー・レヴィンソン監督の「ナチュラル」みたいにケレン味たっぷりに展開させるわけにはいかなかったのはわかるが、もうちょっと見せ場が欲しい。第一、主人公がプロ入りを決意するまでが長すぎ。高校野球の監督の仕事なんぞはサッと流してプロ選手としての葛藤と活躍を多く取り上げて欲しかった。

 とはいえ、こういう題材の映画は好きである。舞台となるテキサスの“古き良きアメリカ”を想起させる風情が素晴らしく、いかにアメリカ人が野球を愛しているかがひしひしと感じられる(まあ、アメフトなどに圧されていることも描かれているが ^^;)。主役のデニス・クエイドは好演。そして彼の息子を演じる子役がめっぽういい。

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