ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

身近な野生ラン ネジバナを眺める。

2017-06-29 11:56:56 | 草花
梅雨時らしい雨が降っていた昨日の午前でしたが、お昼近くから雨が上がってしまい、時には薄日も差していました。

そんな中を少しだけ歩いてみようとして、用事を作って外出しました。
その帰り道に駅前ロータリーのネジバナはどうなっているか気がかりになり、そこまで足を延ばしてみました。
この場所はネジバナの花の穂が伸び出すちょうどそのころに、無情にも草刈りがおかなわれてしまい、ネジバナが壊滅状態になったところなのです。

行って見ると、背丈の随分小さなネジバナが花の穂を上げて咲いているではありませんか。
今回はカメラを持ち歩きませんでしたので、その状態を見るのみですが、ふと思いついて、特徴的なものを二本だけ摘んで、持ち帰りました。

家で、水に挿して、身近なところで眺めようということです。
典型的なネジバナ ↓








これに対して巻き方が細かいネジバナ ↓







上の三つの画は同じ花穂で、下の三つは別の一本の花穂です。
どうやら花の巻きあがり方が逆方向ですね。花の付き方はそれぞれ違いがあって面白いと思いました。
コメント (2)
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6/23日 雨飾山 その3:岩尾根を登り切り、笹平を経て、山頂に到り、そこから戻る。

2017-06-29 07:16:04 | 草花
日に灼け出される感じで急勾配の岩尾根を登っていきます。
ここに到り、相当の疲労感が出て来ましたが、戻るなんて言う選択肢は持ち合わせて居ません。
暑くても何でも歩いて行きますが、思い返してみると、以前この山で熱射病寸前まで追い込まれて、やむを得ず日陰の地べたに長い時間寝そべって、直接的に体温を冷ました苦い経験もありました。

ツマトリソウ ↓

岩稜帯に来ても、常に裸地で身を太陽に曝しているわけではなくて、たまには木陰もあったりしました。
ツマトリソウはこの山でたくさんの場所で見てきました。



梯子段 ↓

こういうところも出て来ます。



女性に追い抜かされた ↓

そこらに普通にいるようなお婆ちゃん二人連れに追い抜かされました。
山上の草原部に乗り上げた時点で、一緒に休みながら聞いてみると、彼女たちは地元の白馬村の住人で、実に山慣れた方たちであり、植物のことも詳しくわきまえていました。



ハクサンチドリ ↓

山上の草原部に着いてからひと休みを入れて、笹平と呼ばれる山上の広々とした草原を歩き出します。ハクサンチドリを今年初めて見ます。



ハクサンタイゲキ ↓

こちらはハクサンタイゲキです。地元の女性陣に花の名前を聞いて確認していきます。



ミツバオウレン ↓

草の根元に埋もれるように咲いていました。



ハクサンイチゲ ↓

今年は花が遅いはずなのに、ハクサンイチゲはもう花の最終段階のような感じになっていました。



ヨツバシオガマ ↓

ヨツバシオガマはまだ咲き始めたばかりのようで、今の姿はなんだか頼りないようです。



笹平から山頂を望見 ↓

あそこまで行けば、今回の折り返し点になります。笹原の中を進んでいきます。



雨飾山の北峰 ↓

山頂に着きます。そこは北峰であり、石仏が日本海方面を向いておかれているようですが、この日は海面が見えませんでした。



ハイマツ ↓

北峰からすぐ隣の南峰に行きます。手前にハイマツが生えていますが、この山でたった一度だけ見たハイマツです。



南峰 ↓

こちらの峰にはいろいろなものが並べられていて、登山者はこちらに寄っていました。



(ミヤマ)オトコヨモギ ↓

未だ花が来ては居ません。



山頂から笹平を見下ろす ↓

歩いてきた方角を見下ろします。今からまた、あそこに下って行きます。



イワベンケイ ↓

山頂直下の岩場で咲いていたのを見落してきました。



タチカメバソウ ↓

これも見落としていたものです。普通この草は水気の多い場所で生育しますが、雪が多いこの地では、こういうガラガラの場所でも生き残れるようです。



ギボウシ ↓

何ギボウシか判りませんが、未だつぼみです。



オヤマボクチ ↓

これも、こんな場所で生きているのが不思議だと思いました。



グンナイフウロ ↓

グンナイフウロは向こう向きで咲いていました。進入制限する綱が張られていますので、中に入って行けません。



笹平の分岐点 ↓

この付近に希少植物が咲くということでしたので、最大限の注意を払って、探しながら歩きましたが、残念ながら見つけることが出来ませんでした。
この分岐点から下に降りる道は、新潟県側の登山路になっています。
コメント (6)
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