ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

6/2日:相楽山(蒲郡市)で遊ぶ。懐かしい人との出会いとか、植物模様の変遷や、過去の記憶の確認など。

2017-06-04 07:21:42 | 草花
この日は、(六月になってはいましたが・・・)五月晴れの、飛び切り過ごしやすい一日でした。
この山域を初めて歩いたのは、今から40年近く前のことですが、それ以来、毎年必ず一度は訪れています。

以前は山上の広場の上の小高い場所に、国民宿舎があり、そこに父母と泊まったこともありますが、その建物は取り壊されてしまい、今は空き地になっています。

現在、山上の広場一帯を”蒲郡さがらの森”として野外レクリエーションの場となっていて、トイレや屋根付きの多目的スペースやテント場、屋外炊事場などがありますが、どういうわけか管理人をおいては居なくて、除草や環境維持などについてはボランティアの人たちに頼り切っているようです。

なお、トイレはあるけれども飲料水は水質検査前のものであり、飲用しないことになっているそうですから、キャンプの人たちは綺麗な水を持参して上がって来なければなりません。

観音堂へ行く石段 ↓

観音堂にお参りしていきます。


観音堂 ↓

今は無人になっています。


椎の木 ↓

境内の一隅に大きな椎の木がデンと居座っています。


プチお札所 ↓

三十三か所巡拝の道がありますが、随分小規模のもので、石仏一体につき巡拝一か所となっているようです。


お札所 ↓

それぞれのお札所にはちがった仏様が祀られていました。


凄い”トゲ?” ↓

観音堂の左手から巡礼道を歩くと、やがてそれが途切れて山道が始まります。
以前は長く使われた道でしょうが、今は山上まで車道が出来ているので、全く使われなくなってしまったようです。
倒木を潜ったり、避けて歩く中で、掴まった樹の幹に鋭い突起を感じたので、見るとこれでした。
これはテイカカズラの気根です。



倒木の道 ↓

この道を昨年も歩きましたが、今年はそれ以上に荒れてきています。もう誰も通らなくなったので、倒木も放置されています。



車道に合流 ↓

荒れ果てた山道を詰めると、車道に合流します。山上の広場につきました。



”蒲郡さがらの森”入口 ↓

山上一帯は恐らく1ヘクタールを超すような広さで”蒲郡さがらの森”の広場になっていて、入口にこの表示板がありました。表示板ではここで見られる蝶を示しています。



ボランティアの人 ↓

山上広場では、草刈り機で除草作業の真っ最中で、賑やかなエンジン音がしていました。
この時は年配男性が3人で作業中でしたが、ボランティアのかたたちで、黙々と続けていました。
その中の一人は、もう15年くらい前からの知り合いで、一年ぶりでお互いの元気なところを確認しあいました。



ヤマボウシ ↓

このヤマボウシはもともとここにあったものではないようです。
もう40年以上になるのでしょうか、この”蒲郡さがらの森”を園地として整備した時に、何でもかんでも植えてしまった名残なんでしょうね。
本来この場所にはないものがたくさん顔を見せています。



ウツボグサ ↓



広場の北側の稜線に登って行く途中で、この花を見ました。



コウゾリナ 

同じ場所でコウゾリナも見ます。



ホオノキ ↓

稜線上でホオノキを見ますが、これは花が終わって、実になっています。
この木も、もともとの植生ではない可能性が大です。



コクラン ↓

この野生ランの群落も近年持ち込まれたそうで、開発工事で消滅する植物を退避させたそうです。



センリョウ ↓

マンリョウはよく見ますが、センリョウはあまり見ないので、花も実もありませんが写しておきました。



コガクウツギ ↓

これはガクウツギではなくてコガツウツギだと思います。ガクウツギと比べると花も葉も小ぶりです。



コアジサイ ↓



コアジサイも咲き始めて梅雨近しとなってきました。



タガネソウ ↓

地味な草ですが、撮影するのにちょうど良い高さにありましたので撮っておきます。



イワカガミ ↓

このイワカガミをナンカイイワカガミとしています。花は終わっていました。



ノアザミ ↓

この時季にお約束の花でしたね。



キショウブ ↓

こういう本来の植生でないものがどんどん入ってきています。
コメント (4)
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