ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

6/16日 玖老勢峠から往復した鳳来寺山(下=最終記事):最高地点の瑠璃岩、から”山頂”に行き、来た道を戻って下山する。

2017-06-21 07:19:00 | 草花
鉄製の手摺の付いた岩稜帯を過ぎると、すぐにこの山の最高地点である瑠璃岩に着きます。
そこで、近場の景観を楽しんでから小休止を取り、そのあと、少し先にある、・・・従来からそう言われてきた・・・、「山頂」まで足を延ばします。
そこに到った時間は午前9時45分のことでした。
すでに気温が相当上がってきており、汗だくになっています。こうなると疲労感も相当なものがありました。
当初の計画では、これから鷹打場、東照宮、鳳来寺本堂に参拝してから、昔ながらの長い石段を下って帰るつもりでしたが、最後の部分に街道歩きがあって、日に灼け出されそうで、気が進まなくなりました。
おまけに往きに道間違いをしていますので、そのポイントを確認しておきたいという気持ちの方が勝り、自分の中では好きではない、”来た道を戻る”という方法をとることになりました。
瑠璃岩 ↓

東海自然歩道のすぐわきに高さ3メートルほどでしょうか岩組みがあり、この岩組みを「瑠璃岩」と呼んでいてこの鳳来寺山の最高地点になっています。ここからは見晴らしが利き、南アルプスや富士山の一部分の見える場所なんですが、この日の空はそれが出来る状態ではありませんでした。




棚山から宇連山 ↓

眼前に見える山塊は左側に棚山(何処が山頂だかわからない)、右側に宇連山の連なりがどっしりとしています。



宇連山と三ツ瀬明神山 ↓

カメラを少し右に振ると、左に宇連山、右に三ツ瀬明神山が収まります。



三ツ瀬明神山 ↓

好きな山ですので単独で撮っておきます。
このあと岩の下で食事をします。これまで誰にも出会っていない、静かな山旅となっています。



瑠璃岩の下を巻き込んで ↓

食事後に従来から「山頂」と呼ばれている場所まで行きます。東海自然歩道は瑠璃岩の下を巻き込んで道がつけられています。



鳳来寺山「山頂」 ↓

ここに来て、来た道を戻ることをはっきりと決めました。



カキノハグサ ↓



道端のカキノハグサにこだわりを入れます。どうやらこの日のメインになりそうです。



もう一度岩稜帯 ↓

手摺が無ければかなり怖い思いをしそうです。



シソバタツナミソウ ↓

みすぼらしい姿になってしまったのですが、ご挨拶していきます。



ササユリ ↓



ここの花は来るときに見落としていました。
下の白い花では花びらに穴が開いていますね。こんな姿は初めて見ましたが、どうすればこうなるのやら



ノギラン ↓

野生ランの葉かと思い、立ち止まりましたが、これはランではなくノギランの葉のようです。



玖老勢峠 ↓

玖老勢峠に戻って来ました。ここから左折して下る道が正規の山道で、今回は初めて通ることになります。ここに戻ってくるまでに大汗を搔いており、身体も相当疲れているので、木陰で一休み入れていきます。



イナモリソウ ↓

今回はこの花を見ることもこの山に入った目的の一つでしたが、花はとっくの昔に終わっていたようです。



オオバノトンボソウ ↓

花は咲いてはいませんでしたが、天辺に蕾をつけてます。



イナモリソウの群生 ↓

山を下る道すがら、この草の群生箇所には6度ほど出会いました。来年の楽しみとしておきましょう。


このあと、道に迷い込んだ場所を確認しました。そこは左右に分岐があり、間違った方向に進んでも道がついていたところがややこしかったですね。


昼下がりの林道歩き ↓

全般的に樹陰を歩く道なのですが、時間的に気温が上がってきていること、風が吹いてこなくなったこと、標高が下がったことによって暑さのレベルがアップしていることなどによって、どちらかというと”うだるような暑さ”という実感があります。



ウツボグサ ↓

樹陰から抜け出ると道端にウツボグサが咲いています。




旧線路跡地 ↓

アスファルトの輻射熱などもあって、日に完全に灼け出されています。



山は静かに ↓

歩いて来た方向を振り仰ぐと、山は静かなものです。



帰着 ↓

暑い暑い・・・と思いながら、戻って来ました。車のドアを開けると、熱気が吹き出します。



総歩行数 ↓

身体の疲れの割にはカウント数が少ない…と感じました。
それというのも、日ごろの疲れを蓄積したままに山に入って来たからなのですが、そのために随分身体が重く、疲れも一入に感じた山行でありました。
コメント (2)
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