ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

7/24日 本宮山くらがり渓谷道 その6:くらがり渓谷の西側尾根道を歩く

2015-07-30 07:11:31 | 草花
夏の低山歩きは、とにかく暑いですね。 そして暑さのほかには蚊やブユ・アブなどに悩まされます。
今回はそのことを踏まえて、速乾下着シャツを四枚持ってきていましたし、タオルは二本、そして水は二リットル背負い込んできました。
そして、害虫対策に、虫除けスプレーと、虫刺され用の軟膏も持ってきていました。

ブユはどうやら掻いた汗に反応するらしくて、顔面付近をうるさく攻撃してきます。
虫除けスプレーをするのが少し遅れてしまったようで、耳を噛まれて、このあと三日ほどはそこがうずいていました。
アブはスプレーに敏感らしくて、スプレーしたあとは寄り付くことはありませんでした。

幸いなことにダニとヤマヒルは、今回は、その気配がありませんでした。

時間が押してきていますので、少し気ぜわしくなり始めていますが、渓谷道の沢を隔てた西側の尾根を、出発地点方向を目指して北進して行きます。

無線用の建造物 ↓

尾根上に鉄条網で囲まれ、隔てられた先にコンクリート製の建造物があり、これが良い目印になります。



リョウブ ↓

建造物のところから、西側尾根に入って行きます。この道はかつて二度ほど逆方向から歩いているもので、しっかりした踏み跡がある、超ロングコースとなります。
これからいくつもアップダウンを繰り返して行きます。
リョウブの木が、白い花をいっぱいつけています。



針葉樹林帯 ↓

尾根道は広いプロムナードのような道がしばらくは続きます。この広さは、かつて、森林管理に役立ったことでしょうが、両側の植林は、あまり手入れがされていないようです。



キノコ ↓

よく見かけるこのキノコは毒持ちなんでしょうね。



宮標石 ↓

稜線上の広い道は、宮標石を見るに至り、それなりに納得しました。宮内省御料林だったのですね。



タマゴタケ ↓

美しい色のキノコを指して、「毒々しい色・・・・」とよく形容するのを見かけますが、そういう通り一遍の形容詞は捨て去ってもらわねばなりません。
この「毒々しい色」のキノコはタマゴタケで食べておいしいキノコなのです。



ホオノキ ↓

尾根上の凹凸を苦労して、大汗を掻きながらも、一つ一つアップダウンして行きます。
そんな中で、小ピーク上にホオノキの大きな葉を見て、なんだか明るい気分にさせられています。



アブラチャン ↓

汗を掻いたら水分補給・・・・昔の山登りでは水分補給は禁句でしたが、今はそれが常識ですね。
で、どちらが居心地良いかといいますと、水を飲むのを我慢しておいたほうが、良かったですね。
何故かと言いますと、水を控えると汗が乾いてくるからなのですが、現代ではそれはナンセンスな蛮勇と言うことになり、小生もこまめに水分補給するように、なってしまいました。
一休みして飲む水の上手いこと・・・・・・目の前のアブラチャンの実を見ながら、ゴクゴク・・・。



フタリシズカ ↓

花の終わった姿を、時々目にして行きます。



広い尾根道 ↓

低い尾根道なのにアップダウンが多くて、おまけにそのときの傾斜が半端なく急で、体力勝負の様相を呈しています。 そんな中では尾根道の広さは関係なくなっています。



ツレサギソウ属 ↓

判別の難しいツレサギソウ属が出てきました。全草の姿から見るとオオバノトンボソウではなさそうです。



ツレサギソウ属 ↓

花の様子はこうなります。ヤマサギソウが一番近いように感じました。




尾根道 ↓

凄い暑さを感じながら、同じような景色の続く尾根道を行きます。枝打ちしてもそれを片付けていない、今の林業ではこういう場面を多く見かけます。昔でしたら焚き付けに利用したことでしょうね。


ドンゴロ ↓

これはヒグラシの抜け殻と見ました。
コメント (4)
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