ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

7/7日 雨の雨生山(うぶさん)その6(最終記事):山頂から下り、途中で道を失い、夜のとばり

2015-07-19 07:18:49 | 草花
雨生山のシリーズは今回で最終記事となります。
雨生山は標高の低い山ですので、山頂だけを目指すならば、すぐにそこに到達できてしまいますが、花などの探し物をしながら歩きますので、寄り道をする分だけ時間が掛かります。

結局山頂に着いたときには、夕方の6時32分になっていました。
この時期ですので日没タイムは午後7時を過ぎてはいますが、このときのように雨の日の場合は、この時間でもすでに、あたりは薄暗くなっていました。
山頂から真っ直ぐ下に降りれば30分くらいで、下山できるので、心配していませんでした。
ところが、今回は雨によって笹が倒れ掛かっていて、道が不明瞭になり、その結果、途中で道が分からなくなってしまいました。

GPSで行動予定線を引いてきていなかったために、軌道修正が上手く出来ず、笹藪の中を彷徨い、泳ぐようにして少しずつ進むような状態になります。
こんな中で、むやみやたらにサルトリイバラのトゲのある蔓に引っかかります。
剪定ばさみを持ってきていないことと、ヘッドライトを持ってきていないことを悔やみますが、後の祭りですね。
最終的には、暗いけれども林の中に逃げ込み(笹が生えていませんから歩きやすくなる)木の間を下っていきます。

そして、30分ほど余分に時間を掛けて、何とか里に下り立つ事が出来ました。時刻は午後7時30分を過ぎていて、あたりは真っ暗になっていました。

シュロソウ ↓

湿地周辺には、シュロソウが生育しています。



一番奥に三ツ瀬明神山 ↓

どういう加減か、約26km先の、三ツ瀬明神山が見えていました。



ギボウシ ↓

山道沿いで、色の深い、ギボウシを見ていきます。



反射板 ↓

桜の園から遠くに見ていた、あの、電波反射板のところにやってきました。期待していたのですが、残念ながら、目立つ花は見つけられませんでした。



コガンピ ↓

蛇紋岩の裸地斜面を登っていると、またコガンピが出てきました。



展望丘 ↓

愛知県と静岡県の県境稜線に着きました。ここでも目立つ花は見つけられません。



宇連山 ↓

宇連山は、三ツ瀬明神山よりも近くて、約21kmほどの距離にあります。
手前は船着山で、宇連山はその上(奥)に小さく見えています。
雨は、一時、小止みになっています。



ツリガネニンジン ↓

県境稜線を、静岡県側に下りて、斜面をトラバースして、雨生山の山頂を目指します。
今年の初もので、ツリガネニンジンを見ました。



コオニユリ ↓

コオニユリは、そんな中で見つけたのです。



ユウスゲ ↓

時間的に最適な条件でしたでしょうか、ユウスゲの、咲いたばかりの花を見つけたのは、午後6時8分の事でした。



キハギ ↓

時間が押していますので、県境稜線に戻り、雨生山山頂を目指します。
道端にキハギが咲いています。



見えてしまった罠 ↓

蜘蛛の巣も、水を含んで、全貌を現してしまいました。これでは役に立ちませんね。



別の蜘蛛 ↓

こちらはジョロウグモ?それともコガネグモでしょうか、やや大型の蜘蛛でした。



雨生山山頂 ↓

今回は山頂が目的地ではなくて、通過地点ですね。時刻は午後6時32分。これから新城側に、真っ直ぐ下っていきます。



カザグルマか ↓

これはカザグルマの花のあとでしょうか。道がなくなってしまい、笹薮をこいでいる中で見つけましたが、辺りが暗くて、フラッシュを焚きました。



暗闇に咲く ↓

山から下りて、山裾の暗い道を歩いて行きます。そんな中ですが、道端で咲くこの花は、何とか見つけられました。時刻は午後7時32分でした。 いろいろ楽しめた山入りでした。
コメント (6)
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