ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

7/24日 本宮山くらがり渓谷道 その4:まぼろしの滝で昼食。トチバニンジン イワタバコ 砂防ダム  

2015-07-28 07:16:34 | 草花
くらがり渓谷の道は木陰を通っていて、猛暑の続くこの時季には、とても歩きやすいところとなっています。
道沿いに、清流が流れていますので、何かと心強くもあります。

木陰の湿った岩に、イワタバコが付いていて、丁度花の時季になっていたので、目を楽しませてくれます。
遠くで、クマゼミの鳴き声も聞けましたが、夕方になると、ヒグラシの声も聞けそうです。

昔は、カジカも鳴いていた、と聞きますが、今はどうなのでしょうか。
現在もカジカ橋(河鹿橋)が架かっていますが、その付近でも、まだ、その声を聞いたことはありません。

トチバニンジン ↓

今回は、これ以後、トチバニンジンの、実のついた姿を何度も見ました。
始めは一個だけ、実をつけた株でした。 偶然の事かどうか良くわかりませんが、以後高度が上がるにつれて、実の残り方が多くなってきます。



まぼろしの滝入口 ↓

まぼろしの滝の入口に差し掛かりました。石都岡崎らしく、石でできた案内表示です。



イワタバコ ↓

ここに来たのは、イワタバコの花を見るためでしたが、目当てのイワタバコは激減していました。
これは環境変化による個体数の減少とは違って、人為によるものでしょうね。
人が登るに困難な場所のものは、ちゃんと残っているのが、その証拠のようです。


イワタバコ ↓

昔は滝の下の岩盤に、イワタバコがびっしりとついていたものでした。
滝への案内がきちんとされて、そこに至る道も、しっかりと整備されたことによって、イワタバコが、盗掘されやすくなってしまいました。



まぼろしの滝 ↓

まぼろしの滝は、「まぼろし」と言うだけに、水量も少なく、水しぶきは見られませんが、岩棚が何段にも分かれていて、高度差は50メートルを超えるようです。
しかし岩に取り付いてみると、岩が滑って、とても上に行く気は出ません。


砂防ダム ↓

滝つぼのところは砂防ダムの上にあり、日陰で、水滴の落ちる下になり、狭いけれども、居心地が良い場所でした。
ここで昼食を取ります。(12時30分)



ここでお別れ ↓

昼食後は、ここで下山する男性とお別れして、小生は上に向かって歩きます。



林道 ↓

渓谷を一時高播きして、林道はまだ広さを保ちながら、高度を上げていきます。



トチバニンジン ↓

残る実の数が、増えました。



林道歩き ↓

一人になってから、途端に暑さを感じるようになって来ました。
時刻は午後一時付近で、一日の暑さのピークの時間帯です。



トチバニンジン ↓

今度は、実がすべて残った株に出会います。まず全草の姿です。



トチバニンジン ↓

こういう風に実がつけば、薬草としてよりも観賞価値が出てくるかもしれません。
生薬としてはチクセツニンジンとも呼ばれ、解熱・去痰、健胃薬として利用されたり、局所刺激作用があるので、育毛剤に配合されることもあるそうですが、おそらくは根茎を利用するのでしょうね。



砂防ダム ↓

水量が豊富でしたので、ダムを越えて水が流れています。


しかなきばし ↓

「鹿鳴橋」とありましたので「ろくめいばし」と読むかと思いましたが、橋をわたったところに今度は平仮名表記で「しかなきばし」とありました。
その名前が示すようにこのあたりは鹿が沢山棲んでいて、アケボノソウやオタカラコウなどの草は、鹿の食害によって、ほぼ全滅させられてしまいました。
コメント (6)
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