ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

7/7日 雨生山(うぶさん)で見たユウスゲの花

2015-07-12 07:12:49 | 草花
梅”雨”の合間に、まるで泥棒に入るようにして、”雨”飾山を歩いてきましたが、今度は愛知県と静岡県の境目の、”雨”生山(うぶさん)に行ってきました。
これは、梅”雨”の”雨”が降る、その日の午後に出かけ、歩き始めから傘を差して、レインコート上下を着て、長靴で5時間半を歩きとおして、午後8時に車を置いた場所に戻って来るまで、その出で立ちを解く事はありませんでした。

そんな日に、そうまでしその山に出かけたのは、ユウスゲとコオニユリの花を、見ておきたかったからです。
(コオニユリについては明日記事を立てます。)

雨の日の雨生山(うぶさん)なんて、字面からすると、出来すぎの感があります。
どうせ雨降りですので、下はトレーナーの上下で、その上にレインコートで身を包みます。
足ごしらえは山用の靴下に、防虫スプレーを良く振りかけた上で、今回初めて長靴を履いて山を歩き通してみます。

傘を差して歩きますので、カメラは首からぶら下げますが、適宜、雨避けのビニール袋をかぶせられるように、準備しておきます。

この出で立ちのお陰で、ダニには食いつかれずに済みましたが、レーンコートに、大きなダニをつけて、家に持ち帰ってしまいました。

ユウスゲのそれぞれの段階ごとの姿を纏めてみました。

まるで”苗代” ↓

いつもの斜面に行きますと、ある場所に、配置したように株が並んでいます。これはきっとどなたかが、手を加えたのでしょうね。



蕾 ↓

こちらは未だ蕾で、こういう姿は沢山の場所で目にしました。



三段階の姿 ↓

これは蕾と、本日咲くものと、すでに咲いた後のもの・・・と三段階のものが同居しています。



綻び始めています。 ↓

ところで、ここで、ユウスゲについて、おさらいしておきます。
ユウスゲは、キスゲ(黄菅)とも言われる、ユリ科ワスレグサ属の多年草で、これは一日花です。
学名に”ヘメロカリス”を含みますので、園芸種で似たようなものが沢山あります。
この花は、名前のように、夕方4時頃から蕾を開いてきますので、この花を見ようとすると、今回のように、お昼すぎから出掛けて来るようになります。
この開きかけの花を写したのは、午後3時6分でした。



頭が重い ↓

草を掻き分けながら歩いています。道にユウスゲの花が、固まって倒れています。
これは、花を沢山つけ過ぎて、雨露を含んで、その重みで倒れてしまったようです。
ユウスゲの花の、こんな塊を見たのは初めてのことです。



いよいよ・・・ ↓

午後3時43分となり、花のラッパ状が広がってきています。



中を覗いてみる ↓

待ちきれなくて、中を覗いたりしています。



15時47分 ↓

もうこれで、満足に開いたとしてよいでしょう。



午後6時8分 ↓

県境稜線近くで見た花です。花の一番美しいときですね。


近写 ↓

近づいて花のつくりを眺めます。(上の同じもの) それにしてもよく雨の降り続く一日でした。




闇の中ではこういう姿 ↓

午後7時32分・・・・雨ですので、この時間になると、あたりはもう暗闇で、フラッシュを焚いて撮りました。
予備軍のつぼみが、未だ沢山ありますね。



※付録:
拙庭のユウスゲ ↓

雨生山からユウスゲの種を採取して、庭に播いておきましたが、去年それから芽が出てきて、花を咲かせました。
今年も期待していたところ、今度は隣にも花の茎を立てて、合計二本で咲くようです。
しかし、雨生山に比べると、花の咲くのが随分遅くなりそうです。
コメント (8)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする