ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

2/2 御堂山・五井山・宮路山を周回 その6:苦労してこの日二度目の御堂山に戻る

2015-02-09 07:01:53 | 草花
このシリーズは7回になりますが、今回はそのうちの第六番目の記事となります。
この記事では朝一番始めに登った御堂山に、今度は別のところから、自分で道を拓きながら頂に到達する道筋の案内ですが、これは随分時間を要した作業でした。
たった2.6kmを歩くのに4時間を要したのですから、自分なりにも大変苦労して歩いたことになります。
その第一の要因は道が無かったことでしたが、三河の里山の場合、普通なら稜線上に出ると、大概人の歩ける道らしきものがあるのですが、今回はその大部分をゴルフ場のコースに取られていて、そこに立ち入ることが出来ないために、思いもかけぬ苦戦を強いられてしまったのです。

それと今回は金網フェンスにも、相当いじめられたように思いました。
また、山裾近くになると必ず出てきた、手入れのされていない竹やぶにも難儀を強いられました。

そんな楽しくも、難儀した4時間の山中の様子をレポートいたします。

またフェンス ↓

このフェンスには苦戦しました、まず高さが背丈以上あり、それほど頑丈でなくて、柔構造に出来ていて、攀じ登ると、こちらに倒れてきてしまうのです、壊すわけには行かないので相当努力して何とか乗り越えました。

落葉の散り敷く斜面 ↓

フェンスを越えて山中に入ると、始めのうちはシダを掻き分けて歩きましたが、山が深まってくると、あたり一面に落ち葉の散り敷いた空間となりました。

コクラン ↓

そんな中で、実に頻繁にコクランが出てきました。今まで見たうちでは、一番出現頻度が多かったかもしれません。

ヤマザクラ ↓

山の斜面に大木が立っています。これはヤマザクラのようです。

ゴルフ場 ↓

斜面をどんどん登り詰めると、天頂はゴルフ場の占有地です。
プレーしていた人が、どうも一人で練習しているようでしたので、声をかけてみました。そしてこのコース沿いには山道がついていないことを確認できました。

竹林 ↓

ゴルフのコース沿いに稜線を歩ける道がついていない以上は、稜線沿いに斜面をへつるしかありません。
へつる最中に何度も竹やぶに出会い、そのたびに進路を妨げられます。

ロストボールと山繭 ↓

ゴルフ場の下の斜面をへつりますので、ロストボールを何度も見ます。
ここではそんな場所にヤママユの空になった繭を見ます。

大木 ↓

斜面に大木が出てきますが、樹種が判りません。

またまた大木 ↓

ここでまた大木を見上げます。こういう年月を経たものに対しては、畏敬の念が沸いてきます。

かすかな踏み跡 ↓

ときどきかすかな踏み跡を見つけると安心と元気を与えられます。

巻けないので上に ↓

山中を無理して巻いて歩くわけですが、どうしてもへつれない急勾配の沢筋などに出くわします。
そういう場合は鉄則どおりに上にあがって、その悪場を高巻きしていくことになります。

クラブハウス ↓

高播きして尾根に出たところで、ゴルフ場はその中枢部のようで、クラブハウスが見えていました。
小生はこの種のこととはまるで無縁に生きて来た事ですので、あの中にどんな空間があり、どんな人的な交流があるのかは未知数です。

境界線? ↓

また山に潜ります。この半分は地面に埋もれた黒いネットなのですが、恐らくゴルフ場の境界に置かれたものなのでしょうね。

稜線目指す ↓

またヘツリながら歩きますが、抉れた谷を高巻きするために稜線を目指す斜面の、木の生え方が疎らになってきました。

通せんぼ ↓

時刻は午後四時近くで、山陰に入ると薄暗くなり、フラッシュが焚かれてしまいます。
木の通せんぼを回り込んで行きます。

稜線に道 ↓

何度目かの尾根に出ると、そこにはゴルフ場がなくて道がついています。しかもその道はずっと先まで続いていそうです。 日の入りまで一時間くらいになりましたので、ここで休憩をして、エネルギー補給に努めます。そして、暗くなっても歩けるように明かりなどを準備しておきます。 

散乱する杭 ↓

再び気軽な気分で尾根道を歩き始めると、境界などに打ち込む杭があたりに散乱しています。
おそらく不用になったからそうしたのでしょうが、「これはちょっと・・・・」ですね。

風の冷たい稜線 ↓

稜線歩き中に横から吹いてくる風が、低山にもかかわらず恐ろしいほど冷たくて、”やはり冬の山なんだなあ・・・”と感じます。

御堂山に戻ってきた ↓

明るさが相当減じられた御堂山に戻ってきたのは、午後5時少し前でした。 ここからは今度も富士山が見えていませんでしたね。
コメント
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