ぶちょうほうの画(え)日記(一語一画(え))

亭主「ぶちょうほう」の身の周りのいろいろな風物を「画(え)日記」ふうに綴っています。

2/16 国定公園鳳来峡の板敷川と新城の信仰の山 風切山(かざきりさん):上の部

2015-02-19 06:49:10 | 草花
この16日に山を歩いてきました。
そのときの後半部分で、この板敷川と風切山を歩いたのですが、今回は上・中・下と3回に分けてレポートします。

天竜奧三河国定公園は天竜川の中流部を中心にして、その一帯の河川渓谷と、茶臼山、鳳来寺山などの山岳地帯からなる公園です。
今回はその中で、鳳来峡の板敷川沿いに春先の美しい可憐な花が咲く、と言う情報をいただきましたので、前半部分の山から降りてきた足でここをたずねました。

生憎、その花を探し当てることは出来ませんでしたが、国定公園内ということで、珍しい眺めにも出会いましたので、それをご案内します。

そのあとで山のお友達から聞いていた、里人のかつての信仰の深さを窺える素敵な里山にも立ち寄り、一歩きしてきましたので、そのレポートも続けていきます。
湯谷園地 ↓

近くに湯谷温泉があり、そちらのほうにばかり気を取られて、この園地に立ち寄ることは一度もありませんでした。
車を止めて散策しますと、国道沿いに細長い敷地であり、歩き甲斐のある場所となっていました。

板敷川 ↓

水面近くまで下ってみると、清流がゆったりと流れて、水深は浅くて、川底はまるで一枚の岩で敷き詰められているかのような景観で、なるほど「板敷川」だと思いました。

マンリョウ ↓

岸辺でマンリョウを見ます。

ポットホール ↓

ポットホールの生成過程はたしか小石が岩のくぼみの中に入り、水流によってその石がくるくる回って、くぼみを丸く抉ってできるとか記憶しています。
そんな丸いくぼみがいくつもまとまって見えています。

飛び込み台 ↓

流れの中に高さ3-5mほどの大岩が立っています。その下流が不思議な深みになっています。
あとからこりんのとざんにっし
を運営されるこりんさんから教えていただいたことなのですが、これもポットホールであり、長い年月でいくつものポットホールが繋がって大きな穴になったそうです。
昔は夏に子供たちが岩の上から飛び込んで遊んでいたそうですが、今はどうしているのでしょうね。

国定公園の石碑 ↓

碑には「天竜奥三河国定公園 鳳来峡板敷川」とありました。

斜張橋 ↓

時間がないのでこの橋を渡ることはしませんでした。
目当ての花を見つけることは出来ず、この湯谷園地を後にします。
次に目指すは新城の風切山(かぜきりさん)です。

位置 ↓

図の右上で小さく赤く囲った線分です。

鳥瞰図(カシミールによる) ↓

高い山ではなくて、信仰の里山といった感じのところでした。

実行図 ↓

北から南に、反時計回りで歩きました。

断面図 ↓

全行程は約5kmくらいでした。

目の前に船着山(ふなつけさん) ↓

1月9日に登った船着山が目の前にやさしく聳えています。

山麓のアプローチ ↓

船着山を正面に見ながら、山裾を巻きながら歩いて行きます。

登山口 ↓

やがて分岐点があり、それが登山口になっていました。

木橋 ↓

この橋を渡り、山に分け入っていきます。

山道 ↓

日はすでに西側にありますが、のどかな感じで、ゆったりと歩いて行きます。

石仏 ↓

大きな木の根元に何体かの石仏が祀られています。

石仏 ↓

また大木を背にして、石仏があります。

石仏群 ↓

この山を歩き始めてすぐに石仏が出てきたときには、それほどの感懐も涌きませんでしたが、少し大げさに表現することが許されるならば、道を曲がるごとに、大木の根元ごとに石の仏様が出てくるように錯覚してしまうほど、それほど多く、これから先も何度も石の仏様に出会います。
この山ほど信仰心の篤い山道にはそうざらにはお目にかかれません。

石仏 ↓

仏様にはその都度ご挨拶して行きます。

ヤマザクラ ↓

ヤマザクラの大きな木がしっかりと立っています。

古い切り株の間に仏様 ↓

仏様は大木の根元に祀られていることが多かったですね。ここでも古い切り株の傍に小さく見えています。
コメント (2)
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