移植して早や7年目になる枝垂れ梅が咲き出しています。
今月初め頃から、ぼつぼつ咲き出した。 これから約1ヶ月間咲き続け、通り掛かりの住民の皆さんの目と鼻を楽しませる。
我が街は川崎市最北部に位置し、東京都稲城市と境を接する。 その稲城市の昔からの農村部・山林が再開発され大規模住宅地に変貌してきている。
その中に旧地主のお宅の庭に植えられていた「枝垂れ梅」の大木があり、家屋取り壊し整地の進む中で、伐採を待つ最後の1本となっていた。 丁度、6年前の今の時期で、満開を迎えつつあった。 何とも言えない美しさと寂しさが混じり合い、伐採を待って貰い、譲って頂くことにした。
事業組合に掛け合って、移植費当方負担で、3月中頃までに移植出来るならOK、との基本了解を取り付けた。 移植先は、我が街・新百合ヶ丘とし、区役所・市役所に掛け合い、川崎市への寄贈との前提で、適当な緑地・公園を捜し、提案、我が家の近くの市の公園に決定。 与る公園管理運営協議会のなけなしの預金から、移植費を拠出することにしたが、知り合いの造園業者が関わっていたので、価額については、勉強して貰った。
とんとん拍子で話が纏まり、移植完了したもの。
我が子の様な枝垂れ梅で、春真近、花枯れのこの時期を楽しませて呉れる。 喜んで頂いた住民の方々の声には、心温まる。