渾沌滅七竅

生命ある無秩序を愛する渾沌。

国家破綻のベネズエラ

2019年01月31日 | 日記

一昨年、昨年とJETRO講演会で、産油大国・ベネズエラの実情を聴いた。

原油産出大国が故に、経済、政治破綻を来した。   大統領は2人おり、罵り合っていて、アメリカ vs ロシア・中国が夫々の後ろ盾になっていると。   何とも馬鹿げた話だと思うも、『ベネズエラの良心』はいずこに。  

首都・カラカスは、標高約1,000mの高盆地にあり、港・ラガエラにあるシモン・ボリバル国際空港から床の錆び穴から地面が見えるオンボロ・タクシーで高速道路を、一挙に駆け上がる。  カラカスの街に入る手前、山肌に張り付く赤茶け色の貧民街は印象的。   中心街そこは、白人の世界。   港は暑くて、黒人世界。   何度、訪れたものか。

マラカイボ湖岸での国際会議に鞄持ちで参加したのが、約30年近く前になる。   素晴らしい南米の一大国だったが、今や、その面影もない。   想像もつかないインフレ率10,000%とかで、国家破綻だ。

訪ベネ時、いつもアテンドして呉れたドイツ系移民のMatthias Schultz氏とブロンド髪の元ミス・ベネ奥方は、どうしているか?

   

 

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むごい事件

2019年01月31日 | 日記

人間って、仲間同士で殺し合ったり、無抵抗な幼い者を死なせる、なんて残酷な動物なんだろうと、事件の度に悲しく思う。

脳には、どんな選択肢を選ぼうと、必ず『殺すことを回避する』命令へ辿り着く様な、そんな汎用プログラムは組み込まれていないのだ。

千葉県野田市の小学4年・10歳女児の父親による虐待死は、惨い。   沖縄・糸満市から転居。   児童相談所の無作為、しかも、学校や地域教育委員会迄もが絡んでいながら、防げなかった。   アンケート用紙には「ひみつは まもられる」と。  『父親の暴力に対し、先生、なんとかなりませんか』と助けを求めている。

昨年、香川県から東京・品川に転居の9歳女児の両親による虐待死も、多くの人の涙を誘った。    『きょうは もっとできるようにするから もうおねがい ゆるしてください』と、悲痛なお願いをノートに書き残していた。     しかも、地域の両児童相談所が情報を持ちつゝも、救えなかった。

学校や教育委員会、或いは、児童相談所という最前線専門機関は、真摯に本来業務に取り組んでいるのか!?   責任を痛感し、何らかの処分を受けるべきでしょうが。

また、『人が人を殺す権利は、誰にもない』という簡単なことを、誰かが教えなければならない。  想像力も貧困で、只々、手引きに沿って業務をこなしているだけで、所詮、他人事なんですね。

物事の軽重や事柄の緩急、或いは、手順の前後などに思いを巡らしたり、知恵を働かせたりしないのか。

頭は、単なる飾りじゃないぞ。

 

 

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