午後から、久し振りの映画鑑賞だった。
1960年代辺りに、最も輝いたイギリスのギター・プレーヤーらしい。
名前は聞いたことがあるが、それも、ブルース・ハープを手にして以降の話。 60年代、あまりビートルズやローリング・ストーンズ?に興味を持たずに、生真面目一辺倒の高校生・大学生時代を過ごした。 そういう方面に目を向ける環境になかった。 無論、彼のバンド等、世界を舞台にした音楽活動等、知る由もなかった。
サブタイトルの通り、ブルース・12小節に惹かれて、今回、劇場に足を運んだ次第。
恵まれなかった多感な青少年時代に、ブルースという黒人音楽の魂の響き・深く重厚な音色に心揺さぶられ、音楽に救われ、これを目標に音楽活動にのめり込み、挙句、ご多聞に漏れず、薬・酒・女に遍歴を重ね、再び、音楽に救われ穏やかな高齢期に至る半生記。
約100席のアートセンター映像館で、整理券番号88、最後の入場者で、映写開始5分前。
映画内容そのものは目新しい構成ではなかったが、クラプトン同世代と思しき中高年齢者で一杯、過ぎし日の思い出に浸っている風で、盛況だった様だ。
私の好きではない生き様だし、違う世界だな。