2週連続の映画鑑賞。
テン・ホールズ・ハーモニカ演奏の定番曲に、日本人が大好きなタンゴの名曲が多くある。 まだ、お披露目出来るところまで習得出来ていないが、頑張っている最中、この映画上映の情報が目に留まったので、劇場に足を運んだ次第。
名曲・リベルタンゴを生んだ南米アルゼンチンのバンドネオン奏者・作曲家ピアソラ。
没後25周年を記念し、子息が父親に捧げる情熱と哀愁の音の魔術師・ピアソラの素顔に迫るドキュメンタリー映画。
バンドネオン奏者となったピアソラは、伝統的なアルゼンチン・タンゴを生かしながら、異なるジャンルの音楽を取り入れ、タンゴの世界に革命をもたらした。 踊る為のタンゴから聴く為のタンゴへと、独自の「Tango Nuevo」(新しいタンゴ)の世界を切り開いた。
先週同様、約100席はほゞ満席。
生まれつき右足が不自由で、父親に勧められたバンドネオン、欧米を活動拠点に、作曲・編曲に注力するが、師事するイタリア人作曲家から「バンドネオンにピアソラらしさを見た」と、1978年祖国に戻り、バンドネオンに回帰、新しいタンゴに新境地を開く。
演奏する姿は、バンドネオンと一心同体、その申し子だ。
穏やかな日和の土曜日午後、贅沢な1時間30分だった。