気になるキーワードや製品のコレクション(IT編)

メルマガ、新聞、雑誌などに登場する(増田悦夫の)気になるキーワード、製品を取り上げ、ITの進展をフォローします。

"UTMシステムのプラットフォーム(楽天AirMap)"とは

2017-09-07 23:02:49 | ドローン

楽天とAirMap社(米カリフォルニア州)の合弁会社の「楽天AirMap」(2017年3月設立)が、2017年8月23日に提供を開始した、ドローンの運行管理を行うUTM(Unmanned Traffic Management、無人航空機管制)システムの実現に利用されるプラットフォームです。

ドローンメーカーやアプリ開発者向けですが、ドローンの飛行エリア(飛行空域)を管理する空港、自治体、大学などへも提供されるようです。

このプラットフォームでは、天候や地図・地形データ、飛行中の他のドローンの情報などが管理されているとのことで、プラットフォームのユーザは、提供されるAPI(Application Programming Interface)を用いてそれらのデータや情報が取得できるようです。

このようなプラットフォームの登場により、ドローンの安全な飛行、自動運航が容易となり、物資の配送サービスなどドローンビジネスの今後の進展が期待されます。

MM総研の予測では、2021年度の日本のドローン市場規模は、2017年度の3倍強の1676憶円になるとのことです。

なお、他の類似製品として、以下のようなものが知られています(https://www.drone-press.jp/drone-practicaluse/drone-other/utm_rakuten_airmap/)。

(1)ソフトバンク×ブルーイノベーションによる『SORAPASS』

(2)KDDI×プロドローン×ゼンリンによる『スマートドローンプラットフォーム』

(3)テラドローン×Unifly のUTM事業

(4)NTTドコモ×PrecisionHawk社(カナダ)によるもの

プレスリリース(2017.8.23)のサイトは、https://corp.rakuten.co.jp/news/press/2017/0823_01.htmlです。


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