新興企業の「フライウィール※」(2018.2.9設立、東京都千代田区、https://www.flywheel.jp/about/)が、2022年6月21日に提供を開始した、企業の在庫適正化などを支援する需要管理サービスです。なお、「Conata(コナタ)」とは、エンゲージメント、オファー、アナリシスの3つのエンジンから構成されたデジタルビジネスプラットフォームのことで、TM(商標)マークが付けられています。
※ データ及びAI(人工知能)を活用したサービスソリューションの提供が事業内容となっています。正社員約60名の6割程度がエンジニア、その4割はグーグルやマイクロソフトなどの出身とのことです。
「データ・AIから最適な品揃えと適正在庫を両立させる」「需要予測による発注と個店の品揃え最適化を同時にサポート」「TSUTAYA が先行導入し、書籍の返品率低減に成功 」などの説明が付けられています。
サプライチェーン上の製造業、卸売業、流通・小売業向けのサービスで、需要予測や自動発注の機能を具備し、在庫管理の効率化や利益率改善を支援するとのことです。
2021年には「TSUTAYA」を運営しているCCC(カルチャ・コンビニエンス・クラブ)と組んで書店事業向けのAI発注システムを共同開発し書籍返品率削減(注:一般的には30%以上のところ13%を達成)の実績を挙げているようです。これを受け、今回の提供に至ったようです。
このサービスでは、商品データ、ID-POSデータ、在庫データ、顧客のネット閲覧履歴、さらには利益率のデータなどを活用することで、ほぼリアルタイムに適正在庫を割り出し、最適な品揃えを提案するとのことです。
このサービスは出版業界に限らず様々な業界を対象にしているとのことです。
ニュースリリース(2022.6.21)のサイトは、https://www.flywheel.jp/newsrelease/20220621/です。