Mobility as a Serviceを略したものです。直訳すると、サービスとしてのモビリティ(移動性、可動性、流動性)となります。バス、タクシー、トラック、鉄道など、人やモノを移動させるサービスはありますが、MaaSは、情報の活用、乗り物の組み合わせなども取り入れて最適な形で行うようにしたサービスを指しているようです。
モビリティサービスとして、「ライドシェアサービス」や「カーシェアリングサービス」などが知られています。前者は一般のドライバーが料金をとってお客を乗せるサービス(即ち、1台の車を同時に複数の客が共有できるサービス)、後者は車を利用客同士が共有し合えるサービス(即ち、それぞれの客が時間帯を分けて特定な車を共有できるサービス)です。
最近、世界の大手自動車メーカが、MaaSの分野へ進出しつつあるようです。
「トヨタ自動車」は、東南アジアの配車サービス大手の「グラブ社」(シンガポール)などと協業したり、ライドシェアや配車サービス「Uber」を提供している米「ウーバー・テクノロジーズ」社に出資したりしています。
独「ダイムラー」は、タクシー配車「mytaxi」を提供している「インテリジェントアップス」社に出資したり、英「ヘイロー」を吸収合併したりしています。
また、米「ゼネラル・モーターズ」は、米でライドシェアサービスを展開している「リフト」社に出資したりしています。さらに、独「フォルクスワーゲン」は、同じくライドシェアサービスを展開する「ゲット社」(イスラエル)に出資しています。
トヨタの関連記事(2017.8.31)のサイトは、https://response.jp/article/2017/08/31/299156.htmlです。