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イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【セダン蒐集癖】 Vol.101 ジウジアーロが絶賛したデザイン ユーノス500

2008-03-24 | セダン蒐集癖。
バブル期華やかなりし頃、マツダが打ち出した「5チャンネル構想」。

トヨタ、日産の5チャンネル化を目指し、マツダも5チャンネルの販売網を作りました。
マツダ、ユーノス、アンフィニ、オートザム、オートラマ。
ああ、良かった、全部覚えていた(笑
日産やトヨタと異なるのが、それぞれのクルマはマツダ製でも、マツダ店以外は
すべて独自のチャンネルの社名とロゴマークしか持たない徹底振り。
なかでも「ユーノス」は、独自のプレミアム路線で、
いまでも知名度の高いブランドのひとつです。

結局この無謀ともいえた販売戦略はわずかな期間で破綻してしまったわけですが、
自動車趣味的には5チャンネル化ゆえに生まれた
興味深い車種も多いと思います。

で、今日は、
いまだに評価の高いユーノス500です。



他ブランドとの兄弟車が多かったユーノスの販売車の中でも、
ロードスター、コスモ、そしてこの500は専用開発車でした。

ユーノス500は、カペラ後継のマツダクロノスをベースとし、
でもクロノスと違い5ナンバーボディとしながらも
塗装などは高品質で、エンジンも当初はV6のみ
(1.8L!と2L)で、小さめながらも立派なプレミアムセダンでした。
「10年色あせない価値」というキャッチコピーに惹かれたなあ。

内外装のデザインは、10年以上たったいまでも色あせない。
このクルマのデビューは1992年!ですから、10年どころではないです。
5ナンバーサイズでV6エンジンを納めているというのに
居住性の高いすぐれたパッケージングを流麗かつ繊細・大胆にまとめたデザインは、
なんでもアルファのデザイナーにも影響を与えたとか。
個人的にはリアエンドの造形が大好きだあ。

ジウジアーロが絶賛したという逸話が残っていますものね。

海外では日本での発売終了後(1995年で終わり!)も
クセドス6(xedos6)として発売が継続されて好評だったそうです。


>>正直、昔は結構欲しかった...。
で、これまた探してみたら、あった...

>>安い...
ええじゃないですか...ユーノス500、さすがにもうあまり走ってないし(^^
V6だし...。
コメント (6)
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