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イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

【セダン蒐集癖】 Vol.104 ハッチバックじゃないのです シトロエンCX

2008-03-29 | セダン蒐集癖。
シトロエンでセダン!?

そうなんですよ、DSも、初期のGSも、そしてCXも、
リアハッチを持たない純粋なセダンなのです。

まあ、シトロエンは5ドアハッチでもサルーンという言い方をしますが、
このコーナーの定義から言うと、BXやXANTIA、XM/Xmは
【セダン蒐集癖】には登場できないのです。


で、そんなシトロエンセダンの中から、今日はCXです。
湾曲リアウインドウが良く分かります

かのDSの後継車として、1974年に登場したCX。
プジョーとの業務提携(というか、吸収合併)によって
このクルマよりあとはプジョーとの共通設計となっていくので、
CXは、最後の「純血」のシトロエンです。

特徴的なのは、モノコックボディではなく、なんと旧来の「ペリメータフレーム」
を採用していること。

流麗なシルエットがもたらす空気抵抗係数はとても低く、その単位「Cx」が
そのまま車名になった、といわれています。

先進的な外観とは裏腹にエンジンはフランス車らしく「黒子」で、
ほとんどがDSシリーズからのキャリーオーバーでしたが、
プジョー製のエンジンを積むパージョンも存在していました。

そして足回りはもちろんハイドロニューマチック。
いまのそれよりもはるかにクイックなステアリングと、
ほんとうにスイッチのようなブレーキタッチが特徴的。
このブレーキに慣れると、ほんといいんですよねえ。

個人的にはシリーズ1がスキです。
この写真のクルマみたいに、パラスの外装から
リアスポとかサイドモールとか取り払って、デビュー時の
ウルトラプレーンな感じにしたい。


うほっ、たまんねー



>>CXの後継車のXMの後継車のC6も純粋なセダンに戻りましたね。
デザインもいいなあ...と思っていたら、
GS→BX→XANTIA→C5→と来て最近登場した新しいC5も純粋セダンになったんです。
みなさんご存知でしたか?^^;
でも...あのデザインは...audiじゃああるまいし...うーん...
乗ったら相当よさそうなんですけどもねえ。

>>ということで、サイドビューから見るシトロエンの変遷などをドゾ
しばらく描いてないから、内容的にちょっと古いんですけども...。

コメント (11)
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