Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

ルノー19

2005-02-17 | ルノー19。
さてさて。唐突ですが、僕は実用車フェチです。マニアです。
公言して憚りません(笑

そんな僕は今、シトロエンZXブレークなる
これまた実直な実用車に乗っているわけですが、
それ以外にも、気になる「実用車」は無論いくつもあるわけです。

その中でも、それこそ1990年代初頭から、当時のルノーディーラーJAXが
正規輸入をしていたころから気になる1台、それがルノー19
仏語ではディズヌフと読みます。

ルノー19は、国際戦略車として登場したルノー9/ルノー11の後継車として、
ジウジアーロのデザインしたボディをまとって1988年に登場したクルマです。
ルノー19の後継車はメガーヌ(1)ですから、
ズバリ、現行メガーヌのご先祖様にあたります。

ルノー9/11もそうなのですが、フランスのこのあたりの実用車は
この当時「地味」で、ルノー9/11はサンプル輸入程度の台数、ルノー19も
セダン/ハッチバックが正規で導入されるも、その数は僅かなものでした。

で、このルノー19、フランス車という先入観で見てしまうと、
地味な造形をしています(僕は、大好きなのですが)。
先代のルノー9/11もそうでした。
知らなければ、フランス車だと気が付いてもらえない(笑

でも、乗ったら、これがまた驚くほどいい。
ルノー5などにお乗りの方なら、
目かくしして運転(あり得ないけど)させても
「これはルノーでしょう」とわかるほど、「ルノー」のエキスがとても濃厚です。
乗り心地、椅子、直進性...どれをとってもフランス車の基本性能の高さに溢れ、
乗ったらほんとうに素晴らしいのです。

今、エスパス乗りの猫澤氏が、ルノー9に乗っていました。
「サニーだ」と自虐的になるほど、地味なセダンでした。
でも、この平凡なクルマの内容がものすごく濃い。
でもこれは、デザインがすでに変なシトロエンや
走りがスポーティで分かりやすいプジョーに比べて、難解な世界、
「ルノー道」の奥深さ...とでも言うのでしょうか?

平凡。でも乗れば最高な生粋ルノー!
ルノー19も、そんなクルマの一台なのです。

なんていうのか...
見た目が大人しいのに
ものすごく「濃い(日本では)」というそのギャップが、
またいいんですね。

1970年中盤~1990年代初頭のルノーには、そんなクルマが多く、
考えただけでもワクワクしてしまいます...
ルノー14(キャトルーズ)...15(ケンズ)/17(ディセット)...
18(ディズユイット)...20(バン)...21(バンテアン)...
25(バンサンク)...そして30(トラント)
僕はおかしいのでしょうか(笑&泣


>>でも、めっきり数が減りましたね、ディズヌフ。
出てくるのは、並行輸入のスポーツモデル、16S。
ああ、どこかに程度のいいR19(5ドアハッチ!)があったら...
大好きなZXすら買い替えたいくらいな衝動に駆られそうです!
コメント (33)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする