Retrospective...

イラストレーター/ライター遠藤イヅルの困った嗜好をばらす場所

もちょっと詰めて

2005-02-02 | 思うこと。
昨日とうって変わって、
今日はとっても些細な話を(^^;

僕は通勤に電車を使っています。
通勤電車の多くは、1両に片側4箇所のドアがあり、
ドアの間は基本的に7人がけの長椅子がついています。

この7人がけ、でも7人で座ると結構きつきつです。
一人当たりの幅が450ミリ程度で設計されていますので、
冬は着膨れなどして、狭さアップなのです。

なので、ガラガラの電車がだんだん客で埋まっていくときは、
この7人がけはだいたい5~6人が身体を触れあわないように座ります。

でも、この状態がいちばんつらいです。
というのも、疲れて帰るとき、やっぱり座りたいのに、
入って来た電車の椅子が
「人が座れない程度に中途半端に空間が開いている」のです。
まあ、次第に座っている人も詰め始めて、立ち客で一杯になる頃には
ちゃんと7人で座るようになるのですが、でも、その限りではありません。

昨日の夜がまさにそうでした。
僕はなんとか、5人座っている状態で着席。
やがて電車はどんどん混んでいきました。
僕は、前に人が立ったので左隣のおぢさん側に詰めました。
こうすると、右に座っている人も大抵は詰めてくれて、
一人分の着席スペースが発生します。

でも、昨日右隣にいたOLは、微動だにしないのです。
僕と、OLの間には、女の人でギリギリの空間しかありません。

こういう時、お尻をねじこんで座るのが恥ずかしいのか
無理に座ってくる人は少ないのです。
なんとも微妙な空間が、僕の降りる駅まで続いてしまいました。
しかも、なんでか左のおぢさんは、僕が詰めたことにご立腹で、
落ち着かない様子なのです。

左右の二人に、良く考えて欲しかったなあ、と。
だって、自分が疲れて電車に乗った時、目の前に微妙なスペースがあったら
腹が立つはずなのです。
「なんだよ、もう少し詰めてくれたら座れるのに」って。

OLがそう考えて、ちょっとでも...そう、わずか5センチでも詰めてくれたら、
前に立っていた人は座れたんです。(`×´)

些細な話です(笑
でも、見ず知らずの人にでも、誰に対してでも、
もっと相手の立場に立って考えたい。そう改めて思った夜です。

>>ところで、7人がけ椅子が4:3に強制的に仕切やポールで分けられている
電車では、そう座らざるを得ないので、「確実に」7人座ります。
これはいいことだ(^v^

>>写真は京都の叡山電車のドアに貼ってあるシール。
「指つめ注意」...関西特有のフレーズも、もうすっかり姿を消してしまいましたね。
コメント (6)
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