ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1068、若田さん船長に

2011年02月18日 | Weblog
宇宙飛行士の若田光一さん(47)が2013年末から国際宇宙ステーション(ISS)に半年間滞在し、後半の2カ月間はISSの船長を務めることになりました。
2009年3月から4カ月半、日本人で初めてISSに長期滞在し、日本実験棟「きぼう」を完成させています。
これが4度目の宇宙飛行になり、長期滞在も2度目になります。
会見で、「“和の心”を大切にしてチームをまとめ、最大の成果が出せる体制を作りたい」と抱負を語っています。
NASAには世界中から優秀な人材が集まっています。
その中で船長に抜擢されたのは能力、統率力、人望など、すべての面で優れていなければなりません。
緊急事態発生の際には素早く、的確な判断が要求され、クルーの命も預かっています。
欧米露以外では初めての船長誕生で、NASAの信頼が厚いことを物語っています。
2003年には現在のスペースシャトルは全て引退し、若田さんはロシアの宇宙船「ソユーズ」で国際宇宙ステーションに向かいます。
1056、船長復帰」を参照

1067、第二の国歌(アメリカ)

2011年02月17日 | Weblog
1060、National Anthem」でアメリカの国歌について書きました。
この曲は厳粛なもので、行事の前などでは歌われますが普段歌うことはあまりありません。
私も聞くことは多くありましたが自分で歌ったことはほとんどありません。

アメリカ人に親しまれていてよく歌う曲があります。
「God Bless America」という曲で、第二の国歌と言われています。
パーティなどで人が集まると自然に口ずさみ合唱になります。
私もよく歌ったので、今でも歌詞を覚えています。
152、ヘイリーと美奈子」を参照

God Bless America, Land that I love.
Stand beside her, And guide her,
Thru the night with a light from above.
アメリカに神の祝福あれ、我が愛する国よ
アメリカと共に在り、導きたもう
夜通し降り注ぎし天上の御光

From the mountains,
To the prairies, to the oceans,
White with foam
God bless America,
My home sweet home.
山々を越え 平野を渡り 白く泡立つ海原へと
アメリカに神の祝福あれ
我が愛しの祖国よ

アメリカ人が一つに団結する曲で、2001年に起きた同時多発テロで、ワールドトレード・センターが崩壊した時もこの歌が自然発生的に歌われました。
541、9.11から8年」を参照
You Tube
God Bless America

1066、コーヒー価格上昇

2011年02月16日 | Weblog
1043、ちょっと一息」でコーヒー豆の国際価格が高騰しているが、今のところ小売価格には反映していない、と書きました。
しかし、小売価格は徐々に上がっています。
キーコーヒー・UCC、AGF、ネスレ日本、ドトールなどコーヒー各社は値上げを発表し、スターバックスコーヒージャパンも一部商品を10~20円値上げするそうです。
各社とも、「値上げはしたくないが、企業努力はもはや限界」と悲鳴を上げ、喫茶店も値上げへ動いています。

コーヒー価格高騰の要因としてはコーヒー豆が投機の対象になり価格が操作される。
長雨などの気候不順による収穫量の減少。
世界的にコーヒーの価格が上昇しても、すぐに増産というわけにはいきません。
大豆やトウモロコシは種をまいてすぐに収穫できますが、コーヒー豆は木に生ります。
播種(又は挿し木)してから花が咲き、実がなるまで4~5年かかります。

新興国のコーヒー需要が急増し、世界最大のコーヒー豆生産国のブラジルのコーヒー消費も増えています。
以前は高級コーヒー豆は輸出に回し、国内では規格外の質の悪いコーヒーを飲んでいました。
経済成長に伴って所得が増え人々は美味しいコーヒーを飲むようになり、今ブラジルはコーヒーブームになっているそうです。
さらに、世界最大の人口を抱える中国でもコーヒーの需要が大幅に拡大しています。
中国といえばウーロン茶というイメージがありますが、経済発展著しい中国では、人々の生活水準が向上し、都市部を中心に西洋風の食生活が浸透し、コーヒーを飲む人が増えています。
また、中国経済が好調なこともあって、欧米に留学した中国人の帰国ラッシュとなっています。
これら国際派ビジネスマンはコーヒーを飲む生活習慣が身についていて、帰国してからも日常的にコーヒーを飲み続けています。
外資系コーヒーメーカーやコーヒーショップの中国進出も増え、スターバックスも中国への出店を加速しています。

このように世界中で飲む人が増え、世界の飲み物になっているコーヒー。
農家は畑を広げて増産を図っていますが、消費に追いつかないのが現状です。
コーヒー豆も豊作の年と不作の年があり、今年は不作が予想されていて、さらなる高騰が懸念されます。

1065、意外

2011年02月15日 | Weblog
もうすぐ卒業式のシーズンがやってきます。
それに合わせたかのように先日、題名のない音楽会で「卒業式の定番曲ベスト10」を放送していました。
 第1位:仰げば尊し
 第2位:蛍の光
 第3位:旅立ちの日に
 第4位:大地讃頌
 第5位:巣立ちの歌
 第6位:贈る言葉
 第7位:旅立ちの歌
 第8位:翼をください
 第9位:想い出がいっぱい 
 第10位:乾杯
卒業式の定番曲といっても、世代によっていろいろあり、最近は3位の“旅立ちの日に”が多く歌われているようです。
ベスト10をどのような基準(年代構成など)で選んだかは言っていませんでしたが、最近の曲も入っているので現在歌われている曲だと思います。
意外だったのは“仰げば尊し”が1位、“蛍の光”が2位にランクされていたことです。
我々の時代には卒業式で必ず歌われていた定番の曲でした。
曲を聴くと卒業式を思いだし、胸が熱くなります。
歌詞が古臭いという声もあって最近はあまりうたわれていないと思っていましたが、今も卒業式で歌われているようで、世代を超えた卒業式の定番曲です。

You tube:仰げば尊し
南米・ペルー出身の日系3世、アルベルト城間が綺麗な日本語で歌っています。
20歳で来日した時は日本語が苦手だったそうです。
ご自分の卒業式を思い出しながら聞いてください。

1064、実戦デビュー

2011年02月14日 | Weblog
日本ハムの斎藤佑樹投手は13日、沖縄・名護市営球場で行われ韓国・サムスンとの練習試合で登板しました。
200人を超える報道陣、5200人の観客で満員の球場での初登板で相当緊張する場面です。
4回から2番手で登板し打者3人を空振り三振と2つの内野ゴロに切って取りました。
先頭打者に対しボールカウント1-3となりますが空振り三振に仕留めています。
並の新人ならここでフォアボールを出して崩れるところですが、斉藤は落ち着いていました。
ほとんどのボールは低めにコントロールされていて、本人は「60点くらい」と言っています。

10日のフリーバッティングでは58球投げてホームランを8本打たれ、2006年に甲子園で対戦した時は4打数無安打に抑えた中田翔内野手にも7被弾していました。
この時「アマに比べプロのストライクゾーンはボール1、2個分狭いかな、もっとアウトコース低めのコントロールをつけなければ。」と言っていました。
昨日のサムスン戦の1球目はアウトコースの低めでした。
打たれても、自分の投球を冷静に分析し修正してくるところはさすがです。
また、テンポよく投げていたのも印象的でした。
写真は実戦1球目に投げた、アウトコース低め、ストレート、ストライク。
1052、キャンプイン」を参照

1063、民衆の力

2011年02月13日 | Weblog
アラブの大国エジプトのムバラク大統領が反政府デモのうねりで11日、辞任に追い込まれました。
1月25日に始まった大規模な民衆デモにより、30年間エジプトに君臨してきたムバラク政権は2週間余りで幕を閉じました。
チュニジアやエジプトで起きた民衆による革命が周辺国に広がり、イエメン、アルジェリアでも民衆のデモが行われています。
23年余りも続き、盤石とみられていたチュニジアのベンアリ大統領政権があっけなく崩壊し、30年間エジプトに君臨してきたムバラク政権も幕を閉じました。
物価高騰や権力者の腐敗、政治的抑圧に苦しんできた民衆の怒りが一気に爆発しました。
一握りの支配者が富を独占し政治を支配する時代は過去のものになりつつあります。

この革命をもたらしたのはインターネットという武器で、その威力は今まで起きた如何なる革命よりも迅速で強力です。
以前は革命と言えばゲリラ戦や、軍による兵器を使ったものでしたが、現代は情報が最大の武器です。
言論を統制し国民の連携を分断してきた国家が如何にその強健を発揮しようとしても、草の根的なネットの情報網は瞬く間に広がります。
しかし、情報社会はその情報を操作することによって民衆を扇動し、国の方向を左右する危険性もあります。
チュニジアやエジプトの独裁政権は崩壊しましたが、民主的な政権にスムーズに移行するかは不透明です。
これからの国づくりは困難が予想され、さらなる混迷も心配されます。
1040、ツイッター革命」を参照

1062、建国記念日

2011年02月12日 | Weblog
昨日11日は建国記念日でした。
国の始まりにはいろんな形があり、各国には神話、独立、革命などに基づいて建国の記念日が定められています。
日本は神武天皇が即位した紀元前660年1月1日(旧暦)を祝って明治6年に「紀元節」と定め、2月11日が建国記念日に制定されたそうです。
紀元前660年といえば弥生時代初期で、邪馬台国の女王卑弥呼が現れるずーっと前で、まさに神話の世界です。

1060、National Anthem」でアメリカ人は国歌や国旗を大事にし、独立記念日は国旗が町中に溢れる、と書きました。
「345、JAL(5Ave&52St)」を参照

昨日の建国記念日に町に出ましたが、日本の国旗を全く見ませんでした。
近所でも国旗を飾る家はありません。
日の丸を立てようものなら、右翼と間違われてしまいます。
戦時中、国威高揚に使われ戦争のイメージが付きまとっています。
戦後65年たちますが、いまだにその呪縛から逃れられずにいます。

世界中にいろんな国旗があります。
私は右翼ではありませんが、デザイン的に見て日の丸は素晴らしいと思います。
四角の中に赤い丸。
これなら幼稚園の子供でも書けます。
アメリカの星条旗は美しいデザインと言われていますが、星を50個、赤い線を7本も書かなければならないので、幼稚園の子供ではとても書けません。
大人でも容易ではありません。
(50の星は50州を表し、赤い帯が7本、その間に白い帯が6本あり、計13本は独立当時の13州を表しています。)
三色旗を国旗としている国も多く、赤、白、黄、青、緑、黒、・・・。
横に三色、縦に三色、組み合わせは様々です。
どれがどこの国のものか見分けるのは大変です。
日の丸は一目で日本の国旗と分かります。
昔、その美しさを認めたある国から日の丸を譲ってほしい、と依頼があったと聞いたことがあります。
私が愛読した作家、司馬遼太郎氏の本にも書かれていたような気がします?
最近はスポーツの国際大会で日本を応援する際、見るようになりました。
シンプルで美しい日の丸が、いつの日か日本人に愛される日が来ることと思います。

1061、シロ裁定

2011年02月11日 | Weblog
全米で約800万台がリコールされたトヨタ車の急加速問題で、原因を調査していたアメリカ運輸省は8日、調査結果を発表しました。
ラフード運輸長官は「入念な、徹底した調査を行った結果、トヨタ車の問題は機械的なもの(すでに回収・修理が進んでいる)で、電気系統の問題ではなかったことが明らかになった」と説明しました。
「修理が完了するまでトヨタ車には乗らないほうがいい」などと発言し、トヨタに対して厳しい姿勢を取り続けていましたが、今回の会見では、娘にもトヨタ車を勧め、「娘もトヨタ車を買った、トヨタ車は安全だ」、とお墨付きを与えました。
上の写真は記者会見するラフード運輸長官。

昨年2月に行われた米下院での公聴会は8時間にも及び、「恥を知れトヨタ」などの怒号が飛び、トヨタ叩きとも言えるものでした。
異様な雰囲気の中で行われた公聴会に出席した豊田章夫社長のしっかりした受け答えには感心しました。(下の写真)


今回のラフード長官の会見に対し、ワシントン・ポスト紙は「真相を探るより、(報道の)見出しになることを意図したやり方だった、ヒステリーを引き起こした米議会は責められるべきだ」と指摘しています。

あの騒動は何だったのか?
調査を進めるにつれ、事故の原因の多くがドライバーの運転ミスであることが判明し、米国内での“トヨタ叩き”の論調は次第に弱まっていき、今回の発表になったようです。

私がアメリカにいた頃は電気製品や自動車などの日本製は、高品質の代名詞のように言われていました。
日本車は故障が少なく燃費も良いので人気がありました。
アメリカ車、日本車、両方に乗りましたが、確かに日本車は故障も少なく燃費も良かったように思います。
去年の「トヨタ叩き」には違和感を持っていました。
これまで一貫して「電気系統に欠陥はない」と言ってきたトヨタの主張が認められたことになります。
125、ガソリン価格
206、ウエストチェスター」などを参照

1060、National Anthem

2011年02月10日 | Weblog
6日(日本時間7日)に行われたスーパーボウルの試合前、クリスティーナ・アギレラが国家斉唱を行いましたが歌詞を間違え、今アメリカで話題になっています。
アギレラは「O'er the ramparts we watched, were so gallantly streaming」と歌うところ、直前の歌詞「What so proudly we hailed~」と混同したらしく、「What so proudly we watched at the twilight's last gleaming」と歌ってしまいました。
アメリカ人にとって国歌は小学生のころから歌っていて誇りに思っています。(どこかの国とは大違い)
スーパーボウルで国歌を斉唱するのは超一流の証明で、名誉なことです。
「子どものころからスーパーボウルで国歌を歌うのが夢だった」と語っていたアギレラです。
50%近い視聴率を誇り、米国以外の200以上の国と地域で中継され、何億人もの人が見ていました。
「人生の中で最もバツの悪い瞬間だったわ。」と楽屋でひどく落ち込んでいたようです。
「夢中になりすぎて、歌の途中、自分を見失ってしまいました。でも、わたしの愛国心、そして国歌に対して忠実な思いがあったことを感じてもらえたらと願うばかりです」と語っています。
少し歌詞は間違えましたが、その圧倒的な歌唱力とパフォーマンスに対する惜しみない歓声と鳴りやまない拍手に会場は包まれました。
アギレラはNBAやNHLの試合前に国歌を歌った経験がありますが、スーパーボウルは特別のものがあり、さすがの歌姫も緊張を隠せなかったようです。
ネット上では非難の声も上がっていますが、彼女の今後の歌手活動に影響することはないでしょう。
過去にも歌詞を間違えた歌手は何人もいます。

アメリカに行って驚いたのは国歌や国旗を大切にし、誇りを持っていることです。
街では至る所で国旗を見ます。
住宅街でも独立記念日などの祝日には多くの家で国旗を立てます。
普段でも玄関に国旗を立てている家をよく見ます。
私の家でも小さな国旗を玄関横に飾っていました。

スポーツの試合などでは必ず国歌斉唱が行われます。
ヤンキースタジアムやシェイスタジアムによく試合を見に行きましたが、試合前に必ず歌われます。
ほとんどが独唱で、中盤と後半に高音部分があり、歌唱力が問われます。
最近は日本でもスポーツの試合前に国歌を歌うことがありますが、昔は相撲の千秋楽くらいしか歌われませんでした。

You Tubeに投稿されている“National Anthem”の幾つか
ホイットニー・ヒューストン
キャリー・アンダーウッド
ビヨンセ・ノウルズ
マライア・キャリー
その他、多くの歌手が歌っています。
男性も歌いますが女性が圧倒的に多いようです。
 *Anthem:聖歌、祝歌などの意味があり神聖なものです。

1059、懐かしの我家

2011年02月09日 | Weblog
今朝起きたら雪が降っていて庭が白くなっています。
1か月以上雨(雪)が降らず乾燥注意報が出ていましたが、ちょっとお湿りです。

数日前ニューヨークの友人から電話があり、今冬のニューヨークは雪が多く大変だ、と言っていました。
昨年末にはストームが襲い2週間ほど前には1月としては記録的な大雪が降り、今冬7度目の雪だそうです。

このブログでもニューヨークは雪が多い、と何回か書いてきました。
89、庭でソリ遊び」を参照

上の写真右は22~3年前に撮った我家で、この時も30cmくらい雪が積もりました。
写真左は最近の元我家の様子で、私が住んでいた頃とは大分変っています。
現在の家主がリホームしたようで、屋根や壁も明るい色になっています。
煙突や窓の形に昔の面影が残っています。
裏庭の木も見えません。
手前には綺麗なフェンスがありますが、私が住んでいた頃は垣根でした。