ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

1060、National Anthem

2011年02月10日 | Weblog
6日(日本時間7日)に行われたスーパーボウルの試合前、クリスティーナ・アギレラが国家斉唱を行いましたが歌詞を間違え、今アメリカで話題になっています。
アギレラは「O'er the ramparts we watched, were so gallantly streaming」と歌うところ、直前の歌詞「What so proudly we hailed~」と混同したらしく、「What so proudly we watched at the twilight's last gleaming」と歌ってしまいました。
アメリカ人にとって国歌は小学生のころから歌っていて誇りに思っています。(どこかの国とは大違い)
スーパーボウルで国歌を斉唱するのは超一流の証明で、名誉なことです。
「子どものころからスーパーボウルで国歌を歌うのが夢だった」と語っていたアギレラです。
50%近い視聴率を誇り、米国以外の200以上の国と地域で中継され、何億人もの人が見ていました。
「人生の中で最もバツの悪い瞬間だったわ。」と楽屋でひどく落ち込んでいたようです。
「夢中になりすぎて、歌の途中、自分を見失ってしまいました。でも、わたしの愛国心、そして国歌に対して忠実な思いがあったことを感じてもらえたらと願うばかりです」と語っています。
少し歌詞は間違えましたが、その圧倒的な歌唱力とパフォーマンスに対する惜しみない歓声と鳴りやまない拍手に会場は包まれました。
アギレラはNBAやNHLの試合前に国歌を歌った経験がありますが、スーパーボウルは特別のものがあり、さすがの歌姫も緊張を隠せなかったようです。
ネット上では非難の声も上がっていますが、彼女の今後の歌手活動に影響することはないでしょう。
過去にも歌詞を間違えた歌手は何人もいます。

アメリカに行って驚いたのは国歌や国旗を大切にし、誇りを持っていることです。
街では至る所で国旗を見ます。
住宅街でも独立記念日などの祝日には多くの家で国旗を立てます。
普段でも玄関に国旗を立てている家をよく見ます。
私の家でも小さな国旗を玄関横に飾っていました。

スポーツの試合などでは必ず国歌斉唱が行われます。
ヤンキースタジアムやシェイスタジアムによく試合を見に行きましたが、試合前に必ず歌われます。
ほとんどが独唱で、中盤と後半に高音部分があり、歌唱力が問われます。
最近は日本でもスポーツの試合前に国歌を歌うことがありますが、昔は相撲の千秋楽くらいしか歌われませんでした。

You Tubeに投稿されている“National Anthem”の幾つか
ホイットニー・ヒューストン
キャリー・アンダーウッド
ビヨンセ・ノウルズ
マライア・キャリー
その他、多くの歌手が歌っています。
男性も歌いますが女性が圧倒的に多いようです。
 *Anthem:聖歌、祝歌などの意味があり神聖なものです。