5118、指揮者解任

ドイツ南部のミュンヘン市が、ロシア出身の世界的指揮者で、ミュンヘン・フィルハーモニー管弦楽団の首席指揮者ワレリー・ゲルギエフ氏を解任しました。
ゲルギエフ氏はロシアのプーチン大統領と親交が深いことで知られ、ミュンヘン市がロシアによるウクライナ侵攻に「明確に距離を置くこと」を要請したが、本人から返答がなかったという。
市は１日付の発表で、「ロシアの支配者への肯定的評価を修正すると期待したが、そうはならなかった」と指摘。
ロシア（プーチン）包囲網はあらゆる分野に広がっています。

オーストリア・ウィーンのシェーンブルン宮殿で、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮するゲルギエフ氏（2020年9月18日）
You Tubeで「ワレリー・ゲルギエフ」検索すると、多くの動画が出てきます。
サントリーホール30周年記念へのメッセージ動画では「私は東京のサントリーホールで平和への賛美が日々行われていると思っています。なぜなら平和こそ音楽が象徴するものだからです。美しい音楽は平和の象徴なのです。」と語っています。

ニューヨークのカーネギーホールとフロリダ州ネイプルズで25日から計5回の米ツアーを行うウィーン・フィルハーモニー交響楽団で指揮を執る予定だったが、ゲリギエフ氏はステージに立ちませんでした。
カーネギーホールのすぐ東隣に高級レストラン、ロシアンティールーム（Russian Tea Room）があります。

Russian Tea Room（左）、カーネギーホール（右）
グーグルストリートビュー（2021年8月撮影）
カーネギーホールでコンサートがあるとき、ゲリギエフ氏はここで食事をするのか？
私は一度だけ食事をしたことがあります。
新型コロナウイルスとロシアのウクライナ侵攻で、客は？