4792、新たな捜査手順

米ニューヨーク州が成人向けに嗜好用マリフアナを合法化したことを受け、ニューヨーク市警は新たな捜査手順をまとめました。
マリフアナが燃焼したにおい、あるいは燃焼前のマリフアナ自体のにおいを感知しても捜索は認めないなどの内容となっています。
マリフアナを吸引した後の運転や運転中の利用などは引き続き違法行為とされています。
ニューヨーク州のクオモ知事は3月31日、州議会で可決した大麻に関する法案に署名し、嗜好品としての大麻の所持や使用、それに自宅での栽培などが認められることになりました。
連邦法は依然禁止していますが、与党民主党は大麻関連で摘発されるのは有色人種が格段に多く、人種差別の側面があるとして少量所持などに刑事罰を科さない「非犯罪化」法案を連邦議会に提出する方針。
近年、米国では大麻について「健康に害はない」との見方が広がり、医療用としては36州や首都ワシントンで認められています。
世論調査会社ギャラップが2020年10月に実施した世論調査では68％が合法化に賛成していて、過去50年間で最多を記録。
調査を開始した1969年の賛成はわずか12％でした。