4784、一太郎

政府内で相次ぐ法案のミスなどを受け、日本語ワープロソフト「一太郎」禁止令が出されました。

中央省庁では「ワード」を使うのが主流となっていますが、一部では国産の「一太郎」が使われています。
互換性の問題から、相次ぐ法案の条文ミスの理由とされたり、民間企業とのやり取りで不便が生じ、政府内で「一太郎」の使用を問題視する声が上がっています。
こうした中、農水省が省内で「ワード使用を原則化」する通知を出したことがわかりました。
通知では、「対外的にやむを得ない場合を除き「ワード使用を徹底」するよう書かれ、事実上の「一太郎」使用禁止令となっています。
官公庁や法人は古いシステムやソフトを大切にするようです。

かつては日本語ワープロソフトの代名詞でしたがが、世界標準にはなれませんでした。
1995年にWindows95が発売されると米マイクロソフトの「Word」に押されてシェアを落としました。
若い人のなかには、「一太郎」と言っても知らない人もいますが、依然根強い「一太郎」ファンがいます。
官公庁や一部の企業では、公文書作成のために「一太郎」を標準のワープロソフトに指定しているところもあようです。
アメリカから帰った1993年、ワープロ専用機を買いました。
そのときのソフトは「一太郎」だったか？
「4082、平成時代」などを参照