4298、大西洋横断

国連の環境会議「COP25」に参加するためヨットで大西洋を横断していた高校生の環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんが3日午後ポルトガルのリスボン港に到着しました。
隣国、スペインの首都マドリードで開幕したCOP25に出席するため先月13日、アメリカ東部のバージニア州を出発し3週間かけて大西洋を横断しました。
COP25は当初、南米チリで開催される予定でしたが政情不安により、急きょ開催地が変更されました。
開催地が南米チリからスペインに変更となり、グレタさんはツイッターを通じて移動手段の支援を求めていました。
これに対し、双胴船で世界を巡る旅をユーチューブで動画配信しているオーストラリアのカップルが協力を申し出ていました。

リスボンに到着したグレタさん
温室効果ガスを排出する飛行機を避け、ニューヨークに行くときも、ヨーロッパへ帰るのもヨットで大西洋横断しました。
今年9月にニューヨークの国連気候行動サミットで、各国首脳らを前に強い口調で温暖化対策を迫ったグレタさんが、COP25でどのような言動をするか注目されています。
「4271、「パリ協定」離脱を正式通告」などを参照