2378、シャトル後継

2011年のスペースシャトル退役後、米国は有人宇宙船を持たず、国際宇宙ステーション（ISS）への人員輸送はロシアに頼っています。
若田さんも古川さんもロシアの宇宙船「ソユーズ」で行ってきました。
ISS計画と運用のリーダシップを取ってきたアメリカとしては屈辱的です。
米航空宇宙局（NASA）は16日、ロシアに依存しているISSへの宇宙飛行士の運搬を自前で行うため、有人宇宙船2機種を選定したと発表しました。
最近のウクライナ情勢など米露関係の緊張が高まり、ロシアがノーと言えばアメリカはISSから締め出されてしまいます。
独自に運搬手段を確保する必要性に迫られてきました。
そんなことはスペースシャトルが引退するときに分かっていたことです。

ボーイング社の「CST100」（左）と、スペースＸ社の「ドラゴン」（右）が選ばれました。（CNNニュースより）
3年後の2017年の実用化を目指しますが、果して？
ISSは民間企業に任せ、NASAは火星への有人宇宙飛行などに集中するようです。