ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

2161、4位

2014年02月13日 | Weblog
直前のワールドカップ(W杯)で13戦10勝と圧倒的な成績を残し、メダル確実と期待された高梨沙羅選手ですが、4位でメダルを逃しました。
不規則な風が吹く中、出場30選手中不利な追い風を最も強く受け、距離が伸びませんでした。
高梨選手は「自分の力不足」と言って一切言い訳せず、中継カメラに向かって申し訳なさそうに頭を下げました。

試合後のインタビューに答える高梨選手

高梨選手のジャンプを見ていて1994のリレハンメル・オリンピック荻原健司選手を思い出しました。
荻原選手も直前のワールドカップ(W杯)複合で圧倒的な強さを見せ、メダル確実と期待されていました。
複合個人のジャンプで不利な追い風を受け飛距離が伸びず、得意のジャンプで得点を稼ぐことができませんでした。
結果は4位。(団体は優勝)
*スキージャンプは向かい風の方が浮力がついて距離がでる。

1、2、3位はメダル、表彰台の栄誉が与えられますが、4位はありません。
女子モーグルの上村愛子選手は2大会連続の4位でしたが「やりきった」という、すがすがしさがありました。
高梨沙羅選手は悔し涙もありましたが、次への期待がさらに大きくなりました。

メダル情報:
ノルディックスキー複合個人で渡部暁斗選手が銀メダル獲得。
男子ハーフパイプの平野歩夢選手の銀、平岡卓選手の銅に次いで3個目のメダル。