ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

428、裁判員制度スタート

2009年05月21日 | Weblog
今日、5月21日から裁判員制度が実施されます。
一定の刑事裁判に、事件ごとに選ばれた裁判員が裁判官と共に審理に参加するもので、実際に裁判員が参加するのは7月からです。
アメリカでは建国以来陪審員制度が続いています。
これは自分たちのコロニーは自分たちで守ろうという入植以来の制度で、現在も地域への奉仕活動と受け止める人が多くいます。
私も2度「陪審員に選ばれた」という通知を受け取りました。
どういう選抜方法か分かりませんが、一般にソーシャル・セキュリティ・ナンバーから無作為に選ばれるようです。
最初に受け取ったのは1977年頃で、まだソーシャル・セキュリティ・ナンバーを取得していないときでした。
アメリカ人の友人に聞いたら運転免許書からも選ばれる、といっていました。
「どうしたらいいか?」と聞くと、行かなくても良いということでした。
2回目はソーシャル・セキュリティ・ナンバーを取得してからでしたが、2度とも陪審員にはなりませんでした。
アメリカ人でも陪審員になるのは3割くらいで、来ない人を見込んで多く通知を出すようです。
行かなくても処罰されることはありませんでしたが、日本では正当な理由なく出頭しないと10万円以下の過料が課されることもあるようです
日本の裁判員制度とアメリカの陪審員制度の大きな違いは、陪審員制度は有罪か無罪かを評決するもので、量刑は裁判官が決めます。
裁判員制度では量刑も決めなければならず、死刑を宣告することもあり、一般の人にとっては重い責任です。
*運転免許書はアメリカに行ってすぐ取得しました。