332、今度は全員死亡

「ハドソン川の奇跡」から1ヶ月も経たないうちに、ニューヨーク州で再び飛行機事故が起きてしまいました。
前回は1人の死者も出さず、乗員乗客全員が無事でしたが、今回の事故では乗客乗員49人全員が死亡、地上の民家を直撃し１人が死亡する大惨事になってしまいました。
50人の犠牲者の中には2001年に起きた9.11テロで夫を失った女性もいました。
12日午後10時20分（日本時間13日午後12時20分）ごろ、ニュージャージー州ニューアーク空港からバファロー空港へ向かっていたコンチネンタル航空の旅客機がバファロー郊外で墜落しました。
事故原因はまだ分かっていませんが、事故当日はニューヨーク州など米東部では強風注意報が出され、各地の空港でキャンセルや遅れが相次ぎ、現地は雪とみぞれまじりの天候だったということです。
前回の事故はニューヨーク州の最南端、マンハッタンの横ハドソン川で起きましたが、今回の事故はニューヨーク州の最北端バファローで起きました。
バファローはカナダ国境に近い町で、五大湖のひとつエリー湖の東端に接し、ナイアガラ観光の玄関口としても知られています。

ナイアガラには車や飛行機で何度か行きました。
私の両親がニューヨークに来たときは飛行機で行きましたが、今回の事故と同じコースでした。
ナイアガラの滝の近くに日本人が経営する土産屋があり、日本人観光客の多くが立ち寄って買い物をします。
最近、仕事で会った男性と話をしていたら、「弟がナイアガラで土産屋をやっている」と言うではありませんか。
世間は狭いと感じました。
その人も若い頃はいろんな国を旅行したそうで、私が「ニューヨークに20年住んでいた」と言ったら、「自分も外国に住みたかった」と、羨ましそうでした。
「48、ナイアガラの滝」を参照