ニューヨークの想い出

ニューヨーク生活20年間の想い出を書いていこうと思います。

45、カモシカの足

2007年09月06日 | Weblog
1980年から1992年まで毎年USオープンに行き多くの選手を見てきましたが、
シュテフィ・グラフを初めて見たときの驚きは忘れられません。
全身のバランスがすばらしく、その足はまさに「カモシカの足」の表現がぴったりでした。
フットワークが良く全身バネのような身体をしていました。

USオープンの会場はセンターコートとその周りにある20余りのコートでトーナメントが行われていました。
(現在はアーサー・アッシュ・スタジアムがあります。)
センターコートでの試合はその数が限られていて、トップ選手も隣のグランドスタンドや周りのコートで試合をすることがあります。
センターコートは大きくて間近で見ることができませんが、周りのコートはすぐそばで見ることができます。
また、試合に向かう選手と会場内ですれ違うこともあります。

シュテフィ・グラフ
身長 175cm 、体重 59kg
1987年8月16日から1991年3月11日まで186週連続で世界ランキング1位を維持し、女子テニスの最長記録として今でも残っていています。
通算で377週世界1位にランクされ、男女を通じての史上最長記録です。
1988年に19歳で女子テニス史上3人目の年間グランドスラム(同じ年に4大大会を制覇)を達成しました。
さらにこの年開催されたソウル五輪でも金メダルを獲得し、ゴールデン・スラムと称えらています。
ゴールデン・スラムは男女を通じてグラフしかいません。
4大大会優勝は22勝でマーガレット・コート夫人の24勝に続く女子歴代2位です。
クリス・エバートとマルチナ・ナブラチロワは18勝です。