BAMBOO-JET  ~うみの部屋~

タケノコジェットでどこへでも!
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ホイットニー・ビエンナーレ

2006-03-04 13:23:00 | のほほん日記
アッパーイーストのマディソン街にあるホイットニーミュージアム。現代アートを扱うミュージアムだ。
NYだとカタツムリ型の「グッケンハイム」の方が見た目的にも有名・・・だけど、ホイットニーは地味ながら現代作品の中の現代!という気がする。
それくらいここの作品は見てても??に理解しがたい作品が多い。
私がはじめてここにきたのは夏だった。友達と一緒に見にきたが、さーっぱり作品がよくわからなかった。現代作品て苦手だなぁと思った覚えがある。
しかし今ではけーーこう好きになってる。ギャラリーなんかでよく目にする機会がふえたせいであろうか、メトなどの古典作品も好きだがだいたい昔の絵画は飽きてくる。景色ならまだいいが、肖像がはほんとに飽きる。知らない人の顔を見てもつまらない!のである。たしかにゴッホやモネやルノワールはすばらしいが、だいたい画家は時期が重なると書いてる柄の風景も似てくるので飽きてくることがある。なんてえらそうに言ってますが、ようするに古典も好きだったけどNYにきて現代も好きになったというわけです。
今回はホイットニーで2年に一度の祭典「Biennial-ビエンナーレ(バイエニアル)」があるというので、久々行ってきたのである。
もちろんドネーションデーの金曜日の夕方♪1$で入場。会場時間の少し前にいいくとすでに列が入り口前にできてた。並んでたら日本のテレビ局が取材に来ててびっくり。目覚ましテレビか何かかなぁ?
さて、中身は彫刻や絵画や写真にムービーなどが2-4階の会場に所狭しと飾られてる。あいかわらず「はぁ??」みたいな理解不可能なものばっかですが、これ面白いかも、、、と思えるような作品もたくさん。面白い・・・これって現代アートを見るので一番大切。
以前アート学校に通う知り合いと話したのですが、こういうのは理解しようとしてもだめだそうです。たぶん感じる程度で十分だと思う。理解しようとしても理解しきれるものじゃない。
理解不能ながらもやっぱりすごいなぁと思える作品はいっぱいあります。どこをどうしたらこんなのを思いつくのだろう?とほんとに感心させられる。
この組み合わせは面白い、、、とか、私の気に入ったのは天井から紐がぶら下がってあり途中に木の棒がくくりつけられてあるの。その棒の先にろうそくがあって、その棒が規則正しくゆっくりと円を描いて周るの。すると蝋が解けて落ちて床に円ができる。それが二つぐらいあって、床に蝋でかかれた円が交差してる不思議な部屋があった。これが面白くてついつい覗き込んじゃって係員さんに注意された。でも係員さんも笑ってた。
なかなか楽しい時間だったビエンナーレは5月末まで。2年に一度ってことでかなり大きな展覧会みたい。ちなみにすべてアメリカの現代アーティストの作品らしい。
http://www.whitney.org/www/2006biennial/index.php(ホイットニービエンナーレHP)