ウヰスキーのある風景

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何をやったらいいのか、という問いかけ

2015-06-01 | 雑記
このブログは何のブログか?と問われれば、別に修行していたわけでもないのに仙人呼ばわりされる、どこにでもいる変わり者なありきたりの人類が何やら書いているところである。

長ったらしいので言い換えると、何かを伝えるのが目的ではなく、伝えること自体が目的である。理由があって書いているわけではなく、書くのが理由である、と言えばいいか。


と、妙な前置きをした。


つまり、別に健康のことを言うのが目的ではないし、どこぞの真理教の教祖と見まごうほどのコウゴウシイお方の偉業を書き連ねる場所でもない。


というわけで、ゲームの話でもしようと思う。


ああ、その前に。


ラヂヲはもうやらん。あれは近所迷惑である。では、近所迷惑でない状況になったらやるのか?というと、それもまたノーである。

あんなあほらしい話を毎度毎度やってたら、わしの近所たるわしの精神に迷惑がかかる。だからやらん。まだ文章にした方がマシだから、ここへ代わりに書いてきた。



では、昔話的でもある、ゲームの話をする。といっても、昨今のゲーム業界の話だとか、最新のゲームの話だとか、今やっているゲームの宣伝やら勧誘でもない。



さて、このブログを始めたのは、とあるゲームをプレイしていたことがきっかけとなっていた。そのゲームがどこの会社のなんというゲームで、というのは関係がないので省略する。

オンラインゲームというもので、同じ時間、同じ舞台を、ネットを介して他の人と共有するというものである。

生放送のテレビを皆同時に見ていることになるのと同じといえば同じである。それが放送を見ているのか、ゲームとなっているのか、の違いでしかない。

まあ、昨今のテレビのデータ放送なるものだったか、「放送終了後にキーワードを書いてはがきを云々」というのに代わって、リアルタイムにリモコンで投票したりだとか出来るので、オンラインゲームというのはあれの拡大版であるといえば良い。違う気もするが、仕組みとしては大して変わらん。


それはさておき、今も現役でオンラインゲームをやっているわけである。このブログのきっかけとなったもののシリーズというわけで、その当時に知り合った仲間と、以前よりは数が減ったが、何人かとプレイしている。


飽きたりだとか、ゲームについていけない(ゲームの内容だけでなかったりもするが)だとか、まあその他の理由でこなくなったり、また戻って来たりする奴もいる。

わしもその口ではあった。理由はラヂヲ、とやらに関わる、コウゴウシイお方の偉業にまつわる話である。

その辺りは関係が無いので省く。


そのゲームが正式に稼動しはじめて、今年で三年を迎える。わしは実は、開始当初にちょっとだけやっていた。だが、その仲間全員の前には当時現れなかった。ゲームはやめるつもりだったからである。

ただ、一人に連絡だけはつけておいた。それで、およそ一年ほど本当にそのゲームはやらなかったのである。(とかいいつつ、別のオンラインではないゲームをやったりはしたが)

で、結局、コウゴウシイお方は単なる脂肪の塊でしかなかったので、くたばりぞこないに止めを刺してやろうと、色々とここで公表してきたわけである。

脂肪確認はしたが、まだご存命である。とある漫画のネタで、死亡確認!といわれた奴は実は生きていて後で助けに来るというのがあるが、上手いこと冗談につなげられないので、ここでやめておく。


ゲームやってようが肉を食おうが、イルミナティに脳みそをおかしくさせられていようが、変わらんのである。それは、例の死亡、じゃなくて脂肪の塊についての話をしてきた時に書いたりしゃべったことである。


別に嫌いになって縁切ったわけでもないので、またゲームの仲間と遊ぼうと思って再開して、今に至るというわけである。

もう戻りえないような縁もあった気がするが、それもまた縁である。


さて、やり始めたらびょーきのようにゲームをするのが、仙人の仕事である。仙人とはいったい・・・。

そんなこんなでやりまくってたら、一年のブランクは物の数ではなく、仲間内で最前線になったようである。

で、もう少し本題に近づける。


仕事で出張だったり、やる気がなかったりで休止したりだろうか(仕事以外での理由は聞いていないし、聞くのは野暮であろう)、メンバーの一人がしばらく振りに戻ってきた。

ゲーム内のたくわえがまったくないわけではないが(わしより一年以上長くいたわけではあるから)、PCのパーツのサイクルよろしく、古くなってしまっていた。

強いアイテムでたらそれ使う予定、とはいうものの、強いアイテムを探しに行くための道のりがさらに険しい状態になったままにし続けていた。

ゲーム内で出来ることはいくつかあるし、実際に色々とお知らせがゲーム内で流れるのだが、ぼんやりしてるのか、普段触るところに追加された項目すらまったく見ていない有様であった。

あちらの環境がどういうものかはまったくわからない(時折、飼い猫がキーボードを乗っ取って、意味不明な言語を垂れ流すことがあることは知っている)ので、なんともいえないが、やる気の欠片もないように見えた。

武具の改造と、簡単に書いておくが、ゲーム内で出来ることの一つで、本当は上級者向けのプレイ項目だが必須になってしまったことも、「よくわからん」で片付けてしまうのであった。


実際はどの武具がいいものかも把握していないようだったので、こちらが出来るとっておきの武具の改造を施してやろうと思い、ある日提案したら、転寝していたのか目を離していたかで、読んでいなかった。

そのままログは他の仲間との話で進んでいった。


さてそのことから数時間ほどして、ある高難易度のステージに行ってみるかと、そこまで本気ではなかったのだが、誘ってみたのである。どういう反応するかと思ったくらいではあったが、提案をなし崩しとはいえ無視されていたのも引っかかっていたのだろう。


こう返ってきた。「この装備だと、さらされるんじゃないかな。」と。


わしは何でかしらんが、ひどく腹が立った。腹が立ったからと言って、上のコウゴウシイ脂肪の塊のように、罵ったりはしなかったが、感じたことをなるべく伝えられるように、しかし、腹が立っていることは確実に伝わるような具合で書いた。
最初に言ったのは「だったら、武具の強化をしたらどうだ?」と。


ああ、そもそも「さらされる」とは何なのかということを。

プレイも頭も煮詰まった人達というのはいるわけである。「ここにパーティ組んでいくなら、最低この水準の装備と動きが無いやつは来るな」といった具合は言葉遣い以外は普通として、それとは違い、某掲示板にキャラクター情報を載せて、「こいつはキチガイだ」みたいにさらしものにしたりする。

ただし。

実際にわざとキチガイな行動で他人の邪魔をするやつもいることはいる。

そして、しょーもない怨恨で、非難されるようなことをしていないやつを「キチガイ」として触れまわったりしていることもある。

どちらにしても、褒められた話ではない。


話を元に戻す。


わしはこう感じていたらしい。

「やる気のかけらもこちらには見せないのに、まったく見ず知らずの相手の目は気にするのか?」と。

「この水準」というようなものは、こっちもある程度やってる以上、見えてくるのでそれになっていてくれるには越したことはない。

まあ、こっちもさらに上級な人から見たらてんで低い水準では有るので、怒ってもしょうがないのではある。そもそも、わしの目指しているものは、典型的な最高ではなかったのもあるが。

例えるなら、昨日始めた人間に数ヶ月やりこんだ状態でないと出来ないものを要求するのはおかしい話である。ゲーム内で表示される、プレイ時間だけでは計れない「時間」がある。

理想どおりのものが揃わなくて、でも少しずつ改善していっているだとか、今までやったことのなかった、上記のこちらが提案した「武具の改造」とは違う、通常だれでも出来るそれを調べ始めたところだ、とか、自分でこれがやりたい、というものが見えてこなかった。

一通り怒ったようなことを書いてから、最後の方にこう書いて伝えた。

「装備がどうとかでさらされるからじゃなくて、自分がどうしたいかしかないんだよ」と。

なんぞと書いてたら、同じくログインしていた他のメンバーまで黙ってしまった。

怒っているとはいえ、その怒りの理由が実はそのメンバー自体ではないというのがあるので、書きながらひどく困ったのだが、遅れてやってきた一人のおかげで事なきを得た。


このゲーム自体にも問題がある。とある会社の経営体制というやつでもあるし、その点のことを書くとキリがない。そもそも、なんというゲームかとは話をしていないし、皆が皆知っていてここを呼んでいるわけでもないので、そこには触れない。

とはいえ、その場で出来ることがあるのに、ゲーム内を(全然広くない街中を)見ることもなく、目の前でチャットしているメンバーにも聞かず、こちらの話も聞かない。

では、何ゆえ「さらし」の目を気にするのだ!?こちらの目は無いも同然に扱っているのにか!?である。


さて、これは別に提案を無視されたことから出たわけでもない。怒りの理由が「そのメンバー自体ではない」といったが、それは後述する。


同じゲームを延々やっていると飽きてくる。たまにはステーキを食べたくなったりするのは人情というやつであろう。

で、そのメンバーは先日、別の会社のオンラインゲームが始まるんで、それが正式稼動したら一緒にやろう、などと言って回っていた。

わしは「ここがメインなんで、完全に引越しはしない」と言った。そのつもりであることは勿論だが、結局上記のような流れになるのが目に見えているから、無駄だと思ったのである。

舞台が変わっても同じことをやるのであろう?と思っていたわけである。

別に、睡眠時間やお金を削りまくってつぎ込め、なんぞとは言わん。言わんが、「目」を気にしてもらいたいものである。さらしの目を気にするのだから、な?


怒ったからといって、そのメンバーを無視したりだとかし始めたわけではなく、改めて後日提案をし、武具の改造を施した次第である。


手伝いはここまでである。この先は自分で、といいたいところだが、まだ先は長そうである。これで多少なりとも何か感じてくれればありがたいところである。

何ゆえ、ゲームの引越しについて、完全には首を縦に振らなかったのか、とか。



さて、ここまではそのメンバー一人だけに端を発する話である。


同じようなことをしている奴が二人いる。もう一人別のメンバーと、あともう一人はわし自身である。

今のわしが現在進行形でやっている、というわけではないが、まあ、過去の話である。

昔話は長くなる。というか、もう今回はかなり長くなっている。辛抱が続く限り、お付き合いを願う。



別のゲームをやっていたときのことである。上のメンバーもやっていたが、交流が出来ないところでデータをお互いもってしまったので、こちらはとりあえず、向こう側にキャラを作ってしゃべりに時折ログインしていた。

していたのはいいのだが、ゲーム自体をやる気になれなくなったので、あちら側に言っては酔っ払ってしゃべっていたことがほとんどになっていた。

誘われても断るくせに、そこで居座ってしゃべっているのである。


上で書いた、メンバー自体に対するものとは違う怒りの原因は、これが念頭にあった。怒ってはいるのだが、当惑していた。

やってることは変わらん。やる気ないのに(実際にはあったかもしれないが)やってきて、ろくすっぽ見てない聞いてない。おまけに断る(通常の武具改造が「わからないから」と言ったり)。

ああ、これはわしが昔やったことをやり返されてるようだなぁ、と思ったのである。

そのゲームでわしがしゃべっていただけの時に、上で怒ったメンバーがいたかは、実ははっきりとは覚えていないが、いたような気がする。


もう一人は改めて何やったかを書く必要はない。内容が被っているからである。

ただ、はっきりと覚えていることがある。

「このゲームで何をやったらいいのか判らない」とのこと。

ちなみに、大きなアップデート(要するにゲーム内容の追加があったとき)の時にだけ顔を出して(それ以外で顔を出していることもあったようではある)、ここ何回かそのたびに言っていた。

先日は「来るたびに言ってる気がするけど」と、前置きして言っていたものである。


わしも大人気ないので、ムッとしたものである。しかし、こちらは戦闘中だったので、怒って何か言い連ねることはなかった。

次にまた言うようなら、こう言い返すつもりである。

「ログインしたんなら、次にやることは決まっている。ログアウトだ」と。

それもあって、上のほうのメンバーに言ったのだろう。「自分がどうしたいか。それだけなんだ」と。

ちなみに、こっちの相手には不機嫌な感じで、「やることがあるからといって、それをやるかどうかはまた別の話だ」と、一言伝えておいた。


このゲームの構造は、ゲーム以前の問題も含めて、色々と酷いとはいえ、そんなしょーもない言葉聞いているこちらは、「これをやろう、あれをやろう」と思ってやっているのである。

ちったぁ、相手を見てものを言うことを覚えたらどうだ?


そいつは漫画書きである。職業ではなく副業的な、いわゆる同人作家である。現在進行形かは不明である。

その後、こういうことを思いついていたので、ここに書き記しておく。今もここを読んでいるかは知らんが。

「お前は、真っ白にしろ書きかけにしろ、原稿用紙を前にして、「何を書いたらいいのかワカリマセン」なんぞといつも言っているのか?」と。

そうだったら別にかまわん。好きにしてくれ。



さて、結局人を罵るようなことを書いたが、わしも大してこの二人と変わらん。まあ、同じである。



わしは、ただ、皆と楽しくゲームをやろうと思っていただけなのである。

このゲーム自体が、ユーザーから金を如何に毟り取るかにご執心でそれが露骨だとは言え、舞台は舞台である。

相撲取りが髷ゆってマワシを締めて土俵で相撲を取るのと同じで、ひどい舞台ならひどい舞台なりにも必要なものがある。

そして、もう書いてしまったが、上の二人に共通して欠けていたものがある。

「何をやったらいいのかわからない」という問いがそれを表している。

問い、と言ったが、要するにイイワケである。


このイイワケは、遠くを見て目の前を見ないから出てくるのである。


目の前の人の目は気にしていないのに、遠くの「さらし」の目を気にする。

何をしたらいいかわからないといいつつ、言われずともログアウトすることをわかっている。


わからないわけではないだろう。言われずともわかっているはず。それを唆したのは自分ではないのか?と。



さて、とりあえずは、前者については一応問題は解決した。

もう一人には、例の皮肉をぶつけてやろうかと考えているが、さてさて。

では、また来年。