ponanza102番勝負 第8戦目は、
先手▲ponanza 後手△ mさん(レーティング2373) さんの一戦。
戦形は、後手のmさんの序盤の工夫から次図のような展開になりました。
ponanza側の陣形が 従来の対矢倉中飛車の陣形に比べて少し損をしている感じなので、後手としてはまずまずの展開ではないでしょうか?
ここからponanzaの指し方が注目されるところです。
以下▲6九王△6二王▲5七銀△4四銀▲2四歩△同歩▲同飛△2三歩▲3四飛 とずうずしく横歩を取ります。以下△3三角▲3六飛△5五歩 となって(次図)
さてどう受けるのが正解なのでしょうか?
実戦は、▲同歩△4五銀▲3五飛△4四歩に▲4六銀とぶつけた手に対して勝負手の△2四角が飛んできます。(次図)
これに対してponanzaは、あわてず▲4五銀と取ります。△同歩は、▲4一銀が厳しいので△3五角と飛車を取りますが▲同角で銀得を果たします。以下△7三王に▲4四銀攻めながら手順に銀を助けます。そこで後手も待望の飛車打ちの王手△4九飛(後の変化から△3九飛のほうが勝ったかもしれません)がきます。(次図)
ここでponanzaは、もらった銀を▲5九銀と埋めます。次に▲5三銀成があるので△6二金と受けますが▲1六角が両飛車取り以下△2九飛成▲5二角成△同銀▲7一飛△8二王▲2一飛成△4九角(歩があれば△3一歩とうけたいところだけど) ▲4三銀成(読みきった手)△同金▲6二角成△5八角成▲同王△5七金▲同王△5九竜▲4六王△3四桂▲4五王 まで先手の勝ち
横歩をずうずうしく取って、相手の中央からの攻めをうまく対処して最後は、読みきりです。
ponanza これで 8連勝です。