ponanza102番勝負の第3局目です。
先手は、▲cさん(レーティング2291) 後手△ ponanza です。
局面は、後手ponanzaの四間飛車に対して、先手は、腰掛銀という比較的珍しい戦形。腰掛銀右四間なら時々みかけるのですが、この形は、少ないと思われます。
局面は、美濃囲いも囲わずいっきに桂を跳んできたところです。
先手は、▲8六角と逃げては、桂馬を取りに行く楽しみがないので、▲5九角と逃げましたが、△4五歩と開戦されて、考えどころです。先手は、そこで桂を取りに▲8六歩とついたのが(次図)
ここで後手は、普通△4六歩でしょうけど なんと落ち着き払って△7二銀 ▲8五歩にそこで△4六歩
ちょっとした手順のあやですが、にくいなあ(笑)
じっくりしていると△4六歩の存在も大きいと思った先手は、▲2四歩と突き捨てて△同歩に▲7七角とぶつけます。以下△同角成▲同銀△3三角 自陣角を打ったのが次図です。
味のよい自陣角ですが、ここでは、まだ難しい形勢と思われます。まあ普通に▲7八金と締めるか▲6六歩あたりでしょうか?。
ここで先手は、▲6六桂と打ちましたがこれがどうだったかです。以下△6三銀と引かれて▲7八金に△5四歩とされ次の△5五歩がきびしく 先手が急がされる展開になりました。
さてどうすればいいのか悩ましいところです。このままでは、△5五歩で銀が死んでしまいますので。 ここで辛抱するなら▲1八角という手がありました、銀を4五に出ていこうという手です。そのほうがよかったのではないかと思われます。
本譜は、ここで▲7四桂△同銀▲4三歩 進みます。(次図)
ponanzaは、これに対して△同金 そこで▲3一角と打ちましたが、ponanzaが次の一手を指す前になぜか先手が投了しました。
まあ後手は、△6二飛でしょうけど先手に誤算があったようです。角は成れないし次に△7三銀とか△6三銀引くとされるとそのあとの△3二飛で角が死んでしまいます。
そういうことを考慮しているうちに考えて相手の手番のときに投了したのでしょうか? 観戦していなかったのではっきりしたことはわかりませんが。
これでponanza 3連勝です。