1泊2日の出張から帰ってきました。宿で時間が持てたので読みかけだったツキの法則という本を読みました。これはなかなかの良書です。
宝くじで夢を買うのもいいのですが懸賞金に回されるのはたった47%なのでこれはちょっとと考えてしまいますねえ。
この本では、分散という数学的用語でどうすればギャンブルに負けやすいか詳しく説明されています。破滅型ギャンブラーとゆとり型ギャンブラーの違いについても非常によくわかります。
面白かったのは、主観価値と客観価値についてです。本の中の例ですが、100%と80ドルくれるのと抽選で85%の確率で100ドルをくれる場合どちらを選びますか?という設問。期待値では後者のほうが高いのですがほとんどの人は、前者の100%で80ドルを選ぶといいます。
逆に100%の確率で80ドル損をするか85%の確率で100ドル損をする(残り15%は、損害0)という設問があった場合 前者の方が期待値的に損失が少ないのであるが、後者を選ぶ人が多い。
こういった主観価値をうまく利用して(利用されて)ギャンブルは成り立っているのかもしれません。
結論からいってしまえば分散を大きくするかけ方こそ負けを少なくする方法ということです。基本的にはギャンブルは勝てない。つまり掛け率の高いのを狙うのがよく 掛け率の低いのを何度もかけるのが一番負け安い方法。
でも適度なギャンブルは、いろんな意味でストレスの発散にもなりそうですね。純粋に宝くじを買うことは少ないのですが、TOTOなんかのように勝利チームを予想するのは、ほんの少し自分の意見も反映されているような気になるのでやってみたい気がします。でも当たらないのは同じだと思いますが。昔 ブラジルに仕事でいってたときにTOTOを研究して(サッカーチームの戦力分析、相性他)参加しましたが、ブラジル政府を潤すだけになりました。
とまあギャンブル好きな人にはお勧めの1冊ですが、これで少しは目が覚めるかも。
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