たまたま初級用詰将棋を見ていて詰将棋をひとつ思いつきました。
その詰将棋は、内藤さん監修の九級から一級までの詰将棋です。
まあ監修ですから多分 ちゃんとチェックしてないと思います。
その作品の14番
この詰将棋は、なんの問題もなく簡単な5手詰ですが(▲2三飛△1二王▲2一飛成△同王▲3二飛成・・・5手詰)
一見 ▲4三飛でも相当やれそうに見える。
▲4三飛なら△3三桂が絶対で▲同飛成△同角▲同飛成(次図)
この本の解説は、以下△2三金▲2二角△1二王で詰まないと書いてある。
おいおい以下▲2三竜△同王▲3三金△1二王▲1一角成以下 詰みますやん。
そこで△2三飛が正解の合駒で詰まない。▲3一角も▲2二角もいずれも△1二王で逃れている。
そこで △2三飛に対して▲同竜と追いかけてみると 以下△同王▲3五角△3四金▲3五桂△1三王でやはり詰まない。(次図)
上図を見ていてピンとひらめいたのが次の図(詰将棋)です。
収束がだれてますが25手で詰みます。
この収束を見事にまとめるのがやはり詰将棋作家なんですよね。
▲2五桂△2二王▲3三桂成△同王▲4三飛△3二王▲2三飛成△4一王▲6三角成 以下詰み(△5二銀なら▲同馬以下 △5二歩なら▲4三飛成以下金を取っての詰筋)
最初の3手だけが詰将棋らしい手です。▲2五桂に△同歩は▲2三飛△1二王▲2四桂で 。 また4手目△3三同王は、▲2三飛と俗に打ち込んで詰み。
あまり駒を置くと見苦しいしやはり創作は向いていませんねえ(笑)
あと内藤先生は監修ではなく筆者(作者)ではないですか?詰将棋作家でもありますし。
カバーの後ろには監修者 内藤国雄になっています。
どっちが本当なんでしょうね。
この成美堂出版の本は、監修者がプロで作者がアマチュアの人の場合が多いのでそう思いましたが作者であり監修者なのかもしれませんねえ。
11手目43龍、31玉、34龍、32銀、※43桂打以下が好手順ですが、※32同龍と53馬の別詰があります。
これが作意に出来ればいいのですが。
後半だれていれだけでなく 余詰み多数ですか?
金を取っての詰みはよさそうに見えたんですが検討不足でした。
出直します。