和歌山のアマ名人戦も代表が白井くんの決まり アマ竜王戦も武居さんだったしこのところ 振り飛車専門の人が優位にたっています。
居飛車正統派の山本尚さんと新田さんそして林さんあたりに次回は奮起してもらいましょうか。特に山本尚さんの将棋は、いい将棋で個人的には、非常に評価しています。
ヤフオクで、ちょっと変わった詰将棋の本を入手しました。
高橋書店から昭和50年に発行されたもののようだ。
前の持ち主は、裏に1976.2.18(水) 於内野駅前 新陽堂 と書かれてあった。
早速 ググって見ると新潟県に内野駅はありグーグルマップでみても駅前に本屋は存在したが、新陽堂かどうかはわからなかった。
それでこの本が不思議なことは、著者名がないし 日本将棋指導協会というのもちょっとうさんくさい(笑)のでよけいに中身が気にかかった。
中身を見てみると7手詰~17手詰が108問(煩悩の数だけ)載っていた。
まず第1問(7手詰)
詰キストは、秒殺の問題と思われるが1分くらいかかってしまった。
最後の方に近い問題から良問を
これは、まあ手筋の問題で典型的な邪魔ごま消去。3分~5分くらいかかりました。
そして最終問題の108問目
これは手が広く苦戦しました。10分ちょっとくらいかかった気がします(もちろんヒントを見ないでですが)。
この本の面白いところは、ヒントがなんだか変わった表現で表されている。
例えば最終問題だとこんな感じである。
”形は簡単だが手順が難解である。初手は問題なかろうが3手目からの手順が凡手であってはならない、玉方の馬を入手する時期も難しく熟考が望まれる。
攻め方の角が威力を示そうが収束は2枚の馬が姿をみよう。そして玉の最終位置は、△9二の地点 そのとき6三の金は盤上から消えていよう。適当な難解作であるから
ぜひ詰めていただきたいものである。”
とぐだぐだと書いているのです。
いやでもこの詰将棋集 作者は誰なんでしょうね?
一応 3つ問題に誤植はないと思います。(いままでよくやってきたので)
全く知らない本だったので
手が出ませんでした。
2番目の作が良いですね。
2手目の変化ですか? どちらも(△1二王、△3三同桂)邪魔駒の1五銀を捨てる変化にならないようにも思えるのですが。。。
RE:EOGさんへ ヤフオクで見かけましたか。
棋書ミシュランでもほとんど情報がなかったのですがまあ思い切ってです。 誰の作品だろうなと推理したくなりましたが野口さんのようでもあるが本当のところよくわかりません。
桑原さんではないですね。
ヒントが長くて結構講釈をたれているのが逆に面白いと感じました。作品自体は、まあ標準かと思います。
2問目は5分以上かかってしまいました。
初手に中々気づかず、その変化もあるし。
実戦型の良問によくある爆弾投入って感じですかね。
実戦型でなければ手筋の一着なんですがね。
3問目は初手が俗筋で指し難いのはありますが、無変化なので1分以内。
なんの妙手もない駄作ですね。
参考になります。
EOGさんもおっしゃられるとおり 2問目が一番の良問ですか。 銀の邪魔駒消去という明確なテーマですし。
2問目は、当初▲3一角から入りそこを早めにあきらめたのが正解につながりました。
3問目は、そんなに簡単に詰みましたか さすがです。
解後感は、やはり2問目ですかね。
なお、Untidy Bookshelvesというブログでの感想もおもしろいですよ。
http://taket.at.webry.info/200704/article_23.html
著者名くらい書いたらいいのにね。
ブログは、参考にさせてもらいます。
情報ありがとうございました。