昨日 ノーベル文学賞の発表がありましたが 今回も村上春樹氏逃しましたね。
ノーベル文学賞とればその話題で、書くつもりでしたがお預けです。でも先日読んだ ”色彩を持たない田崎つくると彼の巡礼の年”も村上さんらしい作品で結構感情輸入して読むことができたんですが。
古今趣向詰将棋名作選というのを見ていると 裸玉図式や無仕掛玉図式やいろんな分類があるなかで今日は無防備図式を2局取り上げます。
盤上に守備駒が一枚もない図式です。
まずは、パズルのような作品です。
初手は、▲1八金か▲2九金の王手しかないのですが、これを間違わなければ あとは金を寄せるか打つかの2者択一のパズルのような楽しい作品です。
うまく詰ませれたでしょうか。 17手詰です。
もうひとつ紹介します。
これは、一目 詰むのかいなと思うのですが 実によくできています。 初手が限定打(多分実戦でもそう指すと思う)で、
そこで合駒するか逃げるかの選択になりますがこの形で、最後までまとまった好作品で、完成度が高いなあと思いました。
19手と手数は、少し長めです。
簡素な初型も魅力的ですが、作意手順も見事で傑作だと思います。
初手の▲4四角は、第一感ですがそのあとも合駒なのか△2三王なのか△1三王なのか変化が多くたいへんだったでしょう。
娘さんが将棋指すなんていいじゃないですか?
うちは、長男は少しできますがあとの3人は、ルールさえしりませんねえ。