前回のテーマが長くなりすぎたので、切り替えます。それと詰将棋界の先生方が多数参加されたのでちょっとたじろいでいますが(笑)
三輪さんの課題がいくつかあって全部できていませんが、そのひとつができたので取り上げます。
(課題1)次の作品(中合いを動かす)の収束を直してください。最後は、▲2三角成△同王▲3三金で締めくくってください。
(課題2)
中合いを歩に限定してそれを短手数(1桁なのか限定されていません)で動かして詰ます。
まず課題1には、取り組みましたが課題2は、まだ取り組んでいません。
課題1ですが次のように改作してみました。
素人なので推敲がうまくありませんのでご理解を。
▲2四香△2三金▲2二角成△同金▲2二香成(不成)△同王▲2三角成△同王▲3三金・・・まで9手詰
なお2手目飛車合いは、▲同香不成△3二王▲2二飛△4三王▲4四角成まで
もっとも風太郎さんは、もっとすばらしい改作案を見つけたようですが。
課題2は、取り組んだらまたアップしたいと思います。
-----追加-----
次から次へとコメントがくるのでちょっと追われています。
まずは、風太郎さんの作品、本人自身の収束改善作が寄せられました。
(中合いを動かす 金編)
このあと 歩の中合いを動かすという課題2に移ります。
まずは、松田圭市さんの作品
7手詰です。いとも簡単に達成されました。
そのあと三輪さんからさらに追加課題で、攻め方は、駒取りなしという条件がでました。
馬屋原さんからの作品(松田さんの作品よりヒントとのこと)
7手詰です。コメントでは、攻め方2四竜でしたが三輪さんからの余詰の指摘(多分誤植)で2五竜に変更しています。
これは、歩の中合いを動かす、攻め方の駒取りなしの条件をクリアしています。7手詰です。
このブログ 詰め将棋に関していつの間にかレベルが上がりすぎていますが管理者(私)は、初級者のひとにもなるべくわかるように表現するので精一杯です。(苦笑)
-----追加----
さわやか風太郎さんが課題が完成したとコメントしてくれたので掲載します。
すごいなちゃんと歩の中合いが完成している。
そうなんですよね。最初考えたとき 歩の中合いを縦から中合い(香車に対する中合い)とかばかり考えていましたが
松田さんが最初に示してくれた横からの王手に関する歩の中合いのほうがまだ創りやすいんですね。
次に馬屋原さんの以前いただいたものをさらにグレードアップして完成されたのが次の図です。
これは、課題クリアだけでなく 詰将棋らしい手がふんだんに織り込まれています。
さすがです。
----ここから私(詰将棋創作素人)の課題に対する 経過報告----
三輪さんからの 私やその他初級への課題も考えたのですがなかなかうまくいきません。
(課題)桂馬の中合いを動かす。▲4四角△3五桂▲1八歩△1六王▲2七角△同桂成▲2八桂△同成桂▲1七歩で詰む詰将棋を作成。
一応考えたのが次の図
上図は、一応その手順で詰むのですが、6手目△2五王と逃げられると▲3六角以下の変化長になります。ですので完成とはいきません。3手目に▲1八歩からの余詰もあります。
9手目も▲1七歩からの余詰もあります。本来9手詰にならなければならないのですが。。。。難しい。
あと最初に歩の中合いを動かすというのも挑戦したのですが縦からの中合いを目指したのですがこれが難しくうまくいきませんでした、その過程を一応先生方に見てもらいます。
まずは、下図をかんがえました。
ここで▲2八香と打つのですが2五の地点に合駒は銀で取って歩突きで詰み。
そこで次の図のように△2六歩と中合いする手。
これは、▲2五歩から桂馬をとんで詰む(ただし駒が余るので修正が必要と考えましたが)
これで歩の中合いを動かすという下地ができたのですが、次の図のように△2七歩と中合いされるとこれがどうしても詰みません。
▲同香と取ると△2六歩と再度中合いをされて今度は、狙いの桂跳ねが利かず詰みません。
そのため構想に無理があることがわかりこの形は、諦めました。やはり松田さん他のかたのように横から王手の方がまだ考えやすいかもしれません。
-----追加----
和歌山の中学生 秀和歌くんが課題に挑戦しました。
考え方が柔らかい。
課題一番乗りですね。
そこで三輪さんからの追加課題。
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上図から▲4三銀を取り除いてください。
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確かに玉方4二とが不自然なので、玉方4二と 攻め方4三銀を取り除いて 玉方 2三歩を追加すればいいのかな?
三輪さんからこの課題の模範例をいただきましたので掲載して締めたいと思います。
----最終追加-----
秀和歌くんが自作を最終推敲して、出来上がった図を送ってくれましたので掲載します。
答え知ってるから(課題だったので)、知らなかったら非常に解きにくい9手詰。
この秀和歌くんの作品から風太郎さんがひらめいて作品を送ってくれました。
この作品は、中合いの桂馬と思わせつつ違います。2手目は、△3六歩です。
このテーマもいろんな作品に発展していきました。
最後に私が創ろうと模索した縦からの王手に対する歩の中合いを動かすという課題を三輪さんが いとも簡単に達成した図を送ってくれました。
▲3五銀△2五歩▲2四歩△1四王▲2七桂△同歩▲3六角△同馬▲1五歩・・・まで9手詰
なんだってできちゃうんですね。感心しきり!
お疲れ様でした。
攻め方 1四角、1五歩、2五歩、3三角、3四歩
玉方 1二香、1三歩、2一玉、3一歩、4二歩、5四歩
持ち駒 香
2五銀を五段目の歩の代わりに置いていたのですが、3四歩は紐付きでなくともよいし、何より貧乏図式に拘ったのですね。
こういう狭いところだから似たような図面になってしまう。
そうかと閃きました。
11玉に33角ですね。
詰方21銀を加えれば33角、21玉の11手詰になりますね。
さわやか風太郎さんが模範解答をコメントしてくれるので助かっています。
83銀生、同角を入れる課題はバビル3世さんの図は90点位ありそうです。
詰上がり角が遊ぶので詰将棋評価点でマイマス10点されると言ったところでしょうか。
さわやか風太郎さんの図(91とか93香は作者の好み)で満点でしょう。詰パラ12月号の短編コンクール50題の中なら中位より上に行くと思います。
23角成、同玉の収束にする課題はバビル3世さんの図はさわやか風太郎さんの図と遜色はないと思います。因みに僕の考えた図はバビル3世さんの図より劣りますので公開出来ません。
歩中合を動かす課題は馬屋原さんとさわやか風太郎さん用の課題ですので無理に考える必要はないのですが、どうせなら挑戦して下さい。
それに優先する課題をバビル3世さんに出します。
幻想咲花さんの図は合駒制限の桂配置が不満です。
合駒制限(売り切れにしてその合駒を出来なくする事)せず、中合~歩打ち~歩突きの作品にして下さい。
ヒントは香合では咲花さんでさえ出来ないのでおそらく無理。
44角、35桂合、18歩、16玉、27角(他の駒も可)、同桂成、28桂、同成桂、17歩迄9手詰の作意の手順の作品を作って下さい。
玉の位置はどこでも可にしますが、六段目だと最後角に成られるのでダメでしょうね。
この図では4四角からの余詰がありますので、ちょっと手直ししています。
攻め方 12龍、22と、64桂
持ち駒 なし
未発表作です。
遙か格下の私にも創れと。
試作はしましたが、綺麗に失敗。合駒は香でも成立してしまっている。
松田さんはあっさり課題クリアされて流石ですね。
実は条件に加えていませんでしたが、中合を動かすのに駒取り禁止です。
それから馬屋原さんは作意全手順に駒取り禁止です。
でも、玉方は駒取ありですよね?
条件が厳しいほどやる気がでてきます。
現在外出中につき、脳内将棋盤しか持ち合わせてないので、間違いがあったらご容赦を
玉方33銀、43飛、51玉、61歩
攻方14角、24龍、 63と
持駒歩
仕組みは松田さんと一緒です。
見事に記述ミスを付かれてしまいました。
作意全手順では捨て駒が出来なくなってしまいます。
勿論詰方の駒取り禁止です。
馬屋原さんは松田さんの図をヒントにされたのでしょうか?
僕もこの手順構成は松田作から浮かびましたが、完成度が流石です。
ただ、24龍は25龍の誤植ですね。
初手54龍、53歩、41角成の筋があります。
この筋を利用して一局出来ないかと思うけどまとめ方が難しい。
それからこの図からの閃きなんだけど、龍は飛だと21飛不成で早いですよね。
だったら玉方が途中で飛を龍に成らせる手順を作れないかなと思いました。
これは僕には無理ですから、幻想咲花さんか馬屋原さんに創って欲しいな。
お願いします。
この筋は前々から考えてはいましたが、あまりうまくいかず悩んでいました。今日、歯医者の待ち時間にこの配置が閃きました。
誤植扱いとは優しいですね笑 私の脳内将棋盤では54龍は一秒も考えませんでした。
頑張れば発展できそうですね。歩も合駒でだせればベストです。幻想咲花さん、よろしくです!