部屋を整理していたら木下晃さんの詰将棋小冊子がでてきた。
木下さんというと関西の棋士であるが調べてみると引退直前に7段に昇段されて、2010年に亡くなられていた。お悔やみ申し上げます。
あまりたくさん見たことがなかったが中身を確認してみるとなかなか好作が多い。
2008年にのUntidy Bookshelvesさんのブログでも紹介されていました。
かぶらないようにいくつかご紹介します。
まずは、この図。
解説をみると関西の他の棋士に見せたらちょっと首をかしげて考えていたが剣持さんは、一目で見破ったとあり。挑戦あれ
なかなか 難しいようにおもいます。年賀状用に創ったが4桂(しけい)という感じなのであまりめでたくないので採用しなかったとか。
つぎの問題は、奨励会時代に創ったという作品だそうです。
まずは、21飛成あたりから読んでしまいますがそれはだめなことはすぐ気がつきます。
ちょっと遊びで改悪してみました。駒をたくさん置くのはいい感じもしないし手順もいまいち。
風太郎さんがアレンジするともっとスマートに下図のようななります。
ついでにもう一題
これも形がいい。ヒントはじゃま駒消去
ちょっと手を延ばそうとすれば下図(参考図)になるが
これも改悪だなあ。
これをいじっているとき 別の筋が浮かんだので詰めパラアプリに投稿することにしました。
----追加
風太郎さんが形アレンジするとこんな感じなります。これは34の地点のジャマ駒消去関係なく初形をモットーとした17手アレンジです。
手順は、同じ筋です。
合いごま問題ですね。
私のよりは、スマート
41とがあると詰まないという発想は浮かびませんでした。なるほど。まあ三輪さんができないといえばできないんでしょうね。(笑)
2番目の図 木下さん本人は、奨励会時代とてもいい作品ができたとおもっていたが、いま見るとそうでもないという感想がありました。あきまへんか(笑)。
最終図は、これ以上つっついてもね。
41とを置くと詰まない。
それを消去する手順を入れたい。
ん~、どう考えても出来ない。
可能性的には持駒の桂を22に置けばですが、それでは意味が全くありません。
二番目の作のアレンジ図+図は全く別の作品ですね。これは悪くはなっていません。
初めから悪いのです(笑)。
最後の作品アレンジに対する感覚は僕も同じです。
僕も改悪と思います(笑)。
玉方 1五金、2一玉、2四歩
持ち駒 金
駒数は減りましたが、収束が流れてしまいました。
玉を2三に呼ぶのと、2五への捨て駒に未練があります。
私のアレンジ図は、ちょっと駒を置きすぎました。
36の歩あたりがちょっと広がりすぎといったところでしょうか?
そのわりに手順が冴えません。
まあ初級者用です。
バビル3世様のアレンジ図は、その点が解消されていて悩まずに済みます。
感謝。
あと11飛不成に対する合いごま解答では、角となっていますが銀でも同じ手順で詰みますが、同飛成からの別詰みもあるので角合いを本手順とするという解説がありますが、これでいいのかな?
3四歩は本当に必要なのかな。
合駒は限定されているのだろうか。
掲載させていただきました。
玉方 1二玉、1三歩、2三歩、4一桂
持ち駒 桂、桂
形に拘っただけですが。