今日は、詰将棋の話題ではありません。
昼にちょうどアベマTVで、藤井4段の18連勝がかかった将棋が中継されていました。名人戦より盛り上がっています。
どこまで勝つのでしょうね。次戦の近藤誠也5段は、実力者ですので好勝負が期待できそうです。
ツイッターで、藤倉5段の本のamazonレビューを書くと口走ってしまったのでそれの追加内容です。
右四間の本は、いままでたくさん出ていて、確か 三浦流右四間の本がいままで絶品だったと思いますが、あの本は、▲7六歩△3四歩に▲4八銀として
飛車先不突きの右四間飛車側からの視点の本でした。(もっともここで相手が居飛車党なら△8四歩あたりで得な交換ではないので、相手が振り飛車党限定の対策本でした)
今回の本は、振り飛車側からの視点に立った本だが振り飛車先手で解説がほとんどなのでそこが少し残念部分だが
先手3間飛車VS後手右四間の項目は、参考になるところのも多いし実際に遭遇する場合もある。
今回は、elmoやねうらバージョンという最強ソフトがフリーになったので、これを活用させてもらうことにした。ここで、大きな間違いをしていた将棋所を2か所にいれていて起動させていたのはSILENT MAJORITYエンジンで検討していました。
まず急戦編で端角(俗に幽霊角といわれている)の変化より
参考図で先手があまりよろしくないと解説されている。続けて▲86歩△97桂成▲同香△83歩があってと解説されている。(参考2図)
まあでも振り飛車党は、常識としてこれは▲75桂と打って△同歩▲同角でそんなに悪いと思わないという知識だった。
その後の展開を激指に予想させると△95歩だった。
そしてソフトに検討させると△84桂!だった。
なるほどと思った。▲67銀が普通だが△76桂▲同銀△74歩か ほっといても△76桂~△88桂成がある。こういう手は
なかなか思いつかない。さすがと言えよう。という訳で藤倉さんの解説通り形勢判断の結果である。
次にこの局面図
先手自信なしの解説図。これって▲68金と寄られると結構難しいんじゃないかと思っていたら ソフトくん
△57桂▲39金△67歩と即答(下図)
参りました。
今度は、終盤の競り合い
いま▲41と競り合った局面
この局面は、△49と▲62飛△33王▲49銀で難しいと解説されている
ここまで切羽詰まってたら結論がでるはず
ここでソフトくんに尋ねてみると
△47金▲48金△68飛▲38金打△38金▲同金△47金 となって以下▲38金打で千日手になる。評価値も0である。
という訳で解説本は正しい。
ここまで来て、千日手とは、不思議な気もする。
そして 参考になる局面
ここでの受け方が問われるところだがうまい受けを解説してくれる。
そのあたりは、本書をとまあちょっとゆっくり見てください。
強い人は、すぐ気がつく手かも