咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

映画「テルマエ・ロマエ」・・・話題沸騰

2012-05-02 22:20:55 | レビュー
 「時空を超えた入浴スペクタルが奇跡の実写化」

 同映画は、シリーズ累計500万部突破の漫画「テルマエ・ロマエ」(原作:ヤマザキマリ)の実写版であると、TVなどでも取り上げられて話題沸騰中・・・。

 ゴールデンウイークの谷間の昨日、午後一番に映画館へ出向いてみたら、大ベストセラーコミックが原作と云うだけあって若い人たちが沢山押しかけていた。我々のような団塊の世代は、さすがに少なかった。

 いつものように60歳以上は割安のため、免許証を提出しようとしたら「本日は、ファーストデイですから1000円で観ることができます」と・・・なるほど、そのため人出も多いのかな。

 ところで、この映画は古代ローマの浴場設計技師が、浴場設計に行き詰っていたある時、古代ローマの風呂に入っていたら突然現代の日本の公衆浴場にタイムスリップ。
 今まで見たこともない日本の公衆浴場や風呂文化に触れ、古代ローマに帰り日本の風呂を模した設計で成功を治めていく・・・。

 この映画では、ソース顔の古代ローマ人と醤油顔の日本人の対比がとても面白く、主役を務める阿部寛さんが演じる古代ローマ人が、古代ローマのセットの中で違和感が全くないのには驚いた。
 さらに、ソース顔と呼ばれる濃い顔の市村正親さん、北村一輝さん、宍戸開さん、勝矢さんなども全く違和感なく収まっているから不思議なくらいである。

 醤油顔の典型的な笹野高史さんをはじめ日本の公衆浴場、旅館の浴場、家庭の風呂などのシーンに登場する味わいのある日本人を演じている高齢のエキストラの皆さん・・・これが何とも言えない映画のシーンを盛り立てており、何ともほのぼのとするカットの連続。笑いあり、驚きありのカットの連続

 体中に傷のある風呂好きの不可思議な人物を演じている竹内力さん、この人も不思議な魅力を振りまいているが、何と言っても紅一点の漫画家を夢見ている女性を演じているヒロイン・上戸彩さんがいいね・・・。

 また、イタリアロケでは、日本人贔屓の国民性なのか、この映画の成功のためにエキストラをはじめスタッフの皆さんたちが、喜んで全面強力をしたと思われるような古代ローマのセットが息づいている。最高の出来栄えになっている

 吉報が飛び込んでいる。

 「イタリアで開催された欧州最大規模のアジア映画祭で、マイムービーズ賞を受賞した」とのニュース。さらに古代ローマ人を演じた阿部寛さん、イタリア人から見ても全く違和感もなく、本当に日本人なのかと・・・大絶賛であったらしい。

 とに角、突拍子もない発想とアイデアが詰め込まれたこの映画、考えも及ばないドラマ展開に大きな声で笑ってしまい・・・家内に突かれてしまった。

 爆笑の声が大きかったらしい。実に楽しくなる映画で、肩ひじ張らずに観ることができた。(咲・夫)

[追 記]~マイムービーズ賞を受賞~
 俳優阿部寛(47)主演映画「テルマエ・ロマエ」(武内英樹監督)が28日(日本時間29日)、イタリアで開催された欧州最大規模のアジア映画祭「ウディネ・ファーイースト映画祭」で、マイムービーズ賞を受賞した。古代ローマ人役の阿部の演技が大受け。韓国、中国などアジア圏10の国と地域から出品された62作品から、インターネット投票によって決まる同賞に選ばれた。製作のフジテレビ映画事業局が進めているイタリア全土での公開に向けて、大きな弾みとなった。

 21日に北東部のウディネで行われたプレミア上映会は、爆笑の連続になった。温水洗浄便座で肛門にお湯を浴び、味わったことのない感覚に驚いて奇声を発し、便座を見詰めるシーンには拍手も起きた。1200人収容のメーン会場に観客が入りきらず、急きょ再上映が行われるほどの大盛況。観客の1人は「阿部さんはローマ人くらい顔が濃い。とても日本人とは思えない」と驚きの声を上げた。

 阿部ら顔の濃い日本人が古代ローマ人になり切った演技が、ハートをつかんだようだ。加えて温水洗浄便座やシャンプーハットなど、欧州に浸透していない日本ならではの文明の利器が登場するたびに、観客は阿部が演じたルシウスのように好奇の目でスクリーンを見詰めた。ネット投票NO.1という結果が、欧州の映画ファンからの厚く支持された証明だ。

 映画祭に出席した武内監督は「イタリア人の国民性なのか日本の3倍くらいの笑いが起きていた。イタリアで公開されることを期待してます」。阿部も「イタリアでも多くの方に見ていただけるとうれしいです」と期待した。
(出典:はちま寄稿 HP 抜粋)


(出典:(C)2012「テルマエ・ロマエ」製作委員会 抜粋)

にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へにほんブログ村

にほんブログ村 シニア日記ブログへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

過当競争の大型バスツアー

2012-05-01 22:26:11 | 報道・ニュース
 29日早朝、関越自動車道の上り線で乗客45人中男女7人が死亡、女性3人が重体、35人が重軽傷を負う高速バスの事故が発生

 当日のTV放送、翌日の新聞報道などによる事故を起こしたバスの映像には、思わず目をそむけざるを得ないような大参事であった。前夜の午後10時過ぎにJR金沢駅を出発し、11時過ぎにJR高岡駅で客を乗せ東京に向けて出発し、翌早朝の4時半過ぎにあのような悲惨な事故を起こしたらしい。

 我が家でもTVを見ながら、運転手の居眠りによるものだろう・・・などと、推測していると、その後の報道によるとやはり居眠り運転が原因であったらしい。

 そして、当事者である運転手の運行スケジュールが判明、それによると27日午後9時過ぎに、乗客と共に東京ディズニーランドを出発。ほぼ10時間半後の翌日午前8時前にJR金沢駅に到着。28日は、夕方までホテルにチェックインし、夕方午後4時半頃チェックアウトだったらしい。その後、28日の午後10時過ぎにJR金沢駅を出発・・・だったとのこと。

 その往復の長時間運転と平素からの過酷な運転スケジュールでもあったのか、疲れの取れないままに復路の運転についたのだろうか・・・。その事故を起こしたバスの乗客の1人が「運転手は休憩中に運転席に突っ伏して寝ていた」と話していることが分かったらしい。

 と、言いながらも、運転手本人は、まさに運転を職業にしているプロフェッショナルであり、ホテルにチェックインして、夕方までの仮眠の時間帯も用意されており、その点はやはり自己管理を十分やっておくべきである。

 何しろ、連日多くの乗客の生命を預かっている手前、やはり自らの体調管理をしっかりとすべきであり、自己管理に対する意識の薄さもあったと思われる。安全運行を行うことが最も優先されるべきことであり、そのための運転に対する高い意識を持つべきであろう。

 一方、旅行斡旋業者やバスを運行管理するバス会社においても、長距離運転をさせるためには、運転手の2人体制が必須要件と思われる。その上2人体制であっても過重労働を強いるやり方では、結局のところあのような重大な過失を起こした場合、とてつもなく大きなツケを伴うことになることを肝に銘ずべきである。

 平成12年の規制緩和により、高速バスツアーを企画する旅行業者やバス運行会社の増加、その上格安を謳い文句の過当競争により、安全な運行管理がないがしろにされたことも大きな原因の一つと考えられる。

 それにしても、自動車事故による悲惨な事故が、先般来余りにも多く起きており突然の不幸に見舞われた人たちにとっては言葉もない・・・。
 一晩中寝ないで遊びまわった挙句、無免許運転による登校児童などを巻き込んだ事故、タクシーに追突し我を失って信号無視の暴走を繰り返した悲惨な事故、ボーっとしていて児童の待っているバス停に突っ込んだ事故、ブレーキとアクセルを間違える事故など思いも及ばない事故が多発し、その巻き添えで尊い人命が失われている。

 ひどい、話であり、どうしたら再発防止ができるものか。自己管理と自己責任について、個々人が真摯に考えるべきであろう。また、今回のような旅客運送業などを糧としている組織については、国の指導強化と当事者の仕組みの改変を検討すべきであろう。(夫)

[追 記]~規制緩和後の過当競争~
 関越道で起きた衝突事故で、同業のツアーバス会社も、背景に規制緩和で相次いだ新規参入により業界が低コスト・過当競争化に陥っている現状を指摘する。
 石川県のバス会社幹部は「規制緩和後はバスを5台持って責任者を置けば誰でも参入できる。そのため過当な料金競争が起こり、運転手に過酷な労働条件を強いている」と明かす。金沢-東京間を夜間運行で往復すれば、日中の休憩を挟んで2泊3日。大型連休など繁忙期には人手が足りず、長距離運転に慣れない運転手に依頼することもあったという。

 関西圏で20年超の運転歴を持つバス運転手(52)によれば、東京-大阪間の相場は片道3000円台に下落しているという。「給料も10年前の半分になった。生き残るには悪条件でも仕事するしかなく、過密スケジュールで運転する人もいるだろう」と語った。
 一方、茨城県のバス会社社長(54)は「うちの会社はコストはきつくても夜間は2人体制で運行している」と強調。「今回の事故で国が規制強化の方向に走ることが心配だ」と懸念した。
 ツアーバスの運行形態は路線バスと異なり、旅行会社が客を集め、下請けのバス会社が運行する。路線バス会社は「下請けとなるバス会社の立場は弱い」と実情を語る。

 大阪府吹田市で07年に起きたスキー客ら27人死傷の観光バス事故も、1人で約12時間運転した運転手(有罪確定)の居眠りが原因だった。事故に絡む民事訴訟で、大阪地裁は「バス会社に余裕がないと知りながら一人で運行させる結果を招いた」と述べ、事故における旅行会社の責任も問われた。
(出典:Yahoo!ニュース 抜粋)

にほんブログ村 シニア日記ブログ 団塊の世代へにほんブログ村

にほんブログ村 シニア日記ブログへにほんブログ村
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする