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日本中央競馬、且つて経験したことのない歴史的なレースが、毎週一度ならずとも3度も続いた。
コロナ禍で疲弊する最中、競馬界への神様からの贈り物だったのだろうか。
無敗の牝馬3冠のデアリングタクト、無敗の父子三冠馬コントレイル、そして芝コースのG1レース8冠達成のアーモンドアイ。
いずれも競馬史上初の感慨深いレースだった。
次々と偉業達成の3週間、もはや二度と観ることはないであろう連続した史上初の記録更新。
それぞれの鞍上・松山弘平騎手、福永祐一騎手、クリストフ・ルメール騎手たち渾身の騎乗。
歓喜の、感涙のそれぞれのゴールイン。
もの凄い、我々凡人には及びもつかないプレッシャーとの戦いであったことだろう。
そのプレッシャーを乗り越えた先の喜びは、筆舌に尽くしがたいものだったと思われる。
改めて、いいものを見せて戴いたと思う。
ところで、デアリングタクトは、3歳牝馬限定の3つのレース(桜花賞・オークス・秋華賞)を制したが、三冠馬とは言わないらしい。
三冠馬とは、クラシックレース(桜花賞・優駿牝馬(オークス)・皐月賞・東京優駿(日本ダービー)・菊花賞)の3つのレースを制した馬に与えられる称号とか。
つまり、秋華賞はクラシックレースではないとのこと。
そのため、牝馬三冠・デアリングタクトとのことらしい。
ちなみに2頭目の三冠馬となったシンザンは、後に天皇賞(春)と有馬記念の格式ある二つのレースを制したことで五冠馬と呼ばれている。
後年、シンボリルドルフ(皐月賞・東京優駿・菊花賞・有馬記念(2勝)・天皇賞(春)・ジャパンカップ)とディープインパクト(皐月賞・東京優駿・菊花賞・有馬記念・天皇賞(春)・ジャパンカップ・宝塚記念)は、七冠馬と呼ばれている。
そのほか、芝のG1レース7勝馬には、テイエムオペラオー、キタサンブラック、ジェンティルドンナ、ウオッカがいる。
そして、先日G1レース8冠達成のアーモンドアイは史上初の快挙。
であるが、これらの競走馬は、七冠馬、八冠馬とは呼ばないらしい。
英国の格式あるクラシック五大競争になぞらえて、日本競馬界では、桜花賞・優駿牝馬(オークス)・皐月賞・東京優駿(日本ダービー)・菊花賞をクラシックレースと位置付けたらしい。
3歳馬(騙馬除く)が生涯でただ一度しかないチャンスを捉えることができるか、どうか・・・。
生涯一度のチャンス、それ故に格式高いレース体系としたらしい。
なるほど。
それ故に三冠馬とはこれまでの長い日本競馬の歴史の中で、僅か8頭(セントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴル、コントレイル)しかいないのである。
今後、どのような記録が更新されるであろうか。
2020年のような歴史的な快挙は、二度と見られないかもしれないけど。(夫)
(8頭目の三冠馬・コントレイル)
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