咲とその夫

 定年退職後、「咲」と共に第二の人生を謳歌しながら、趣味のグラウンド・ゴルフに没頭。
 週末にちょこっと競馬も。
 

雑感・・・クラシックレース

2020-11-04 22:01:45 | スポーツ

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 日本中央競馬、且つて経験したことのない歴史的なレースが、毎週一度ならずとも3度も続いた。
 コロナ禍で疲弊する最中、競馬界への神様からの贈り物だったのだろうか。
 無敗の牝馬3冠のデアリングタクト、無敗の父子三冠馬コントレイル、そして芝コースのG1レース8冠達成のアーモンドアイ。
 いずれも競馬史上初の感慨深いレースだった。

 次々と偉業達成の3週間、もはや二度と観ることはないであろう連続した史上初の記録更新。
 それぞれの鞍上・松山弘平騎手、福永祐一騎手、クリストフ・ルメール騎手たち渾身の騎乗。
 歓喜の、感涙のそれぞれのゴールイン。
 もの凄い、我々凡人には及びもつかないプレッシャーとの戦いであったことだろう。
 そのプレッシャーを乗り越えた先の喜びは、筆舌に尽くしがたいものだったと思われる。
 改めて、いいものを見せて戴いたと思う。

 ところで、デアリングタクトは、3歳牝馬限定の3つのレース(桜花賞・オークス・秋華賞)を制したが、三冠馬とは言わないらしい。
 三冠馬とは、クラシックレース(桜花賞・優駿牝馬(オークス)・皐月賞・東京優駿(日本ダービー)・菊花賞)の3つのレースを制した馬に与えられる称号とか。
 
 つまり、秋華賞はクラシックレースではないとのこと。
 そのため、牝馬三冠・デアリングタクトとのことらしい。

 ちなみに2頭目の三冠馬となったシンザンは、後に天皇賞(春)と有馬記念の格式ある二つのレースを制したことで五冠馬と呼ばれている。

 後年、シンボリルドルフ(皐月賞・東京優駿・菊花賞・有馬記念(2勝)・天皇賞(春)・ジャパンカップ)とディープインパクト(皐月賞・東京優駿・菊花賞・有馬記念・天皇賞(春)・ジャパンカップ・宝塚記念)は、七冠馬と呼ばれている。

 そのほか、芝のG1レース7勝馬には、テイエムオペラオー、キタサンブラック、ジェンティルドンナ、ウオッカがいる。
 そして、先日G1レース8冠達成のアーモンドアイは史上初の快挙。
 であるが、これらの競走馬は、七冠馬、八冠馬とは呼ばないらしい。

 英国の格式あるクラシック五大競争になぞらえて、日本競馬界では、桜花賞・優駿牝馬(オークス)・皐月賞・東京優駿(日本ダービー)・菊花賞をクラシックレースと位置付けたらしい。
 3歳馬(騙馬除く)が生涯でただ一度しかないチャンスを捉えることができるか、どうか・・・。
 生涯一度のチャンス、それ故に格式高いレース体系としたらしい。
 なるほど。

 それ故に三冠馬とはこれまでの長い日本競馬の歴史の中で、僅か8頭(セントライト、シンザン、ミスターシービー、シンボリルドルフ、ナリタブライアン、ディープインパクト、オルフェーヴル、コントレイル)しかいないのである。

 今後、どのような記録が更新されるであろうか。
 2020年のような歴史的な快挙は、二度と見られないかもしれないけど。(夫)

(8頭目の三冠馬・コントレイル)

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