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咲とその夫

 思いもよらず認知症になった「咲」の介護、その合間にグラウンド・ゴルフを。
 週末にはちょこっと競馬も。
 

壮絶・寺田屋騒動

2018-06-19 21:47:21 | レビュー

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 『おいごと突け!、おいごと突けぃ!』

 ここのところ、中だるみ傾向だった「西郷どん」だったが、17日(日)放送の「寺田屋騒動」は、若き薩摩武士の悲劇が臨場感たっぷりに描かれていた。
 少年時代からの仲間同士が、意見の食い違いから命のやり取りを行う結果になってしまった。
 まさに悲劇と云うものであろう。
 諸外国から開国を迫られていた幕末の徳川政権。
 衰退一途の幕府。
 
 このままであれば、日本は諸外国の植民地化に持っていかれる。
 強い日本にするためにも、弱体化した幕府政権では通りゆかない。
 朝廷を中心とする大改革が必要である。
 
 日本の将来はこうあるべきとか、諸藩を脱藩した過激派の若者たちが、決起を起こそうと模索している時代背景。
 
 斬新な考え方で薩摩藩、あるいは日本国を変えようとしていた島津斉彬(渡辺謙)公の死によって、郷中の若者たちの生き方も変わって行った。
 斉彬公が健在であったなら、明治維新も違ったものとなったかも知れない。
 心の支えを失った西郷吉之助(鈴木亮平)をはじめとする郷中の若者たち。

 器量不足の国主・島津久光(青木崇高)では、先進的な考え方を持っている若者たちを束ねることができなかったのであろう。
 
 いずれにしても、若者たちの兄貴分である吉之助が、再び島流し、今度は重罪人として島送りとなった。
 このことを機に有馬新七(増田修一朗)たちが、伏見・寺田屋に集結していた。
 そこへ、久光から命を受けた大山格之助(北村有起哉)たちが、寺田屋に赴いた。
 双方で話し合いの最中、ふとした切っ掛けで斬り合いとなった。
 
 『ちぇすとー!』の掛け声とともに話し合いに同道していた若い薩摩武士の示現流の真剣が、決起組の若者の眉間に討ち込まれ血しぶきが上がった。
 一気に双方による壮絶な斬り合い。
 
 リアルすぎるほどの殺陣、血しぶきがあちらこちらで上がっていた。
 この騒動の積を一心に受け止めた新七が、相手方の若者を背にして・・・。

 『おいごと突け!、おいごと突けぃ!』の名台詞。
 
 格之助配下の若者の真剣が新七もろとも串刺しにしてしまった。
 そのシーンもリアル感たっぷりの演出。
 
 この回は、視聴率低迷にあえぐ大河ドラマに掛けるスタッフ陣、渾身のドラマ作りが垣間見られた。
 久々に見入ってしまう「西郷どん」だった。

 ググっとくる有馬新七を演じた増田修一朗さん、鬼気迫る迫真の演技に思わず感銘を受けた。
 素晴らしい。(夫)


(出典:NHK公式HP 抜粋 有馬新七を演じた増田修一朗さん)

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